トヨタシステムズが暗号資産取引所ディーカレットとデジタル通貨を活用した実証実験を開始
トヨタグループのITソリューション・カンパニー株式会社トヨタシステムズと、暗号資産(仮想通貨)取引所ディーカレット(DeCurret)が、10月よりデジタル通貨を活用したトヨタシステムズの福利厚⽣における決済処理および⾃動化についての実証実験を共同で開始したことを発表した。
同実証実験は、トヨタシステムズ全社員(約 2,500 名以上)が参加する⼤規模なものとなっており、ディーカレットが構築する “デジタル通貨の発行、管理” を行うプラットフォームを活用し、社員の福利厚生としてデジタル通貨(有効期間6 ヶ⽉)が付与されるという。
付与されたデジタル通貨は、カタログギフトや福利厚⽣ポイントへの交換に利⽤されスマートコントラクトに記録され、ウォレットから “商品・ポイント” のウォレットへ即座に送付する仕組みについて検証し、有効性を確認するほか、ブロックチェーンにおける P2Pのスケーラビリティの課題や、多数の実験参加者による業務運⽤性の課題などを検証する。
出典:株式会社トヨタシステムズ、株式会社ディーカレット
トヨタシステムズは、すべてのモノ、ヒト、サービスがネットワークに繋がるスマート社会の実現や、コロナ禍における働き⽅や情報伝達⼿段についても⼤きく変⾰しているとした上で、“100 年に⼀度の⼤変⾰期” の中、ディーカレットと共に新たな社会の実現に向けた決済の仕組みを検証していくとのことだ。
またそれを踏まえ、今までになかった技術やサービス開発を促進し、そこから新たな価値、ビジネスの創出を⽬指していくという。