アリババ傘下のタオバオ、NFTベースの不動産アートワークを発表

アリババ傘下のタオバオ、NFTベースの不動産アートワークを発表

アリババ傘下のタオバオ、NFTベースの不動産アートワークを発表

中国アリババグループの傘下タオバオ(淘宝網)が主催するメーカーフェスティバル(上海淘宝網メーカーフェスティバル)で、初となるNFT形式の不動産アートワークを発表したことを、coindeskなどが報じた。

中国人アーティストによる不動産NFT

タオバオはアリババ傘下のモール型大手ECサイトで、2016年から、若い中国人アーティストや起業家が、ウェブサイトを通じた展示会によるアートの宣伝や販売を行うための同フェスティバルを開催している。

今回中国人アーティストのHeshan Huang(へーシャン・ファン)氏が、分散型アプリケーションプラットフォームNEARプロトコルWeb3Gamesとの提携で開発したNFT形式の仮想不動産アートワークが展示され、実際にウェブサイトを通じて購入することが可能だという。

Heshan Huang氏は中国の街並みや美術などを研究しており、作品では個性的な建物が数多くデザインされている。

NFTを活用したアートワークの拡大

NFTによるアートワークの販売はここ最近増加しており、今月15日には、スイスの大手デジタル資産銀行Sygnum(シグナム)が、ピカソの絵画作品を、ブロックチェーンを活用したアートセキュリティトークン(AST)と呼ばれるアートワークの「株式」の形での販売を発表した。

また、今月4日は、香港のATV(亜洲電視)からスピンアウトした制作投資会社AMMグローバルが、アジア初となるNFTドラマシリーズ「Crypto Keepers(クリプト・キーパーズ)」の制作を発表している。

同ドラマはNFTとして制作され、視聴者はストーリー内のシーン、キャラクター、小道具などを、デジタルコンテンツとして収集することができるという。

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