ロシアのブロックチェーン投票サイトが公開されて、数時間でクラッシュ!
ロシアのブロックチェーンベースの投票システムは、モスクワとニジニ・ノヴゴロドで公開されてすぐに、大きな問題に直面しました。中央選挙委員会(CEC)のメンバーであるアントン・ロパティン(Anton Lopatin)氏は憲法改正に関するリモート投票のウェブポータルがピーク負荷のためにクラッシュしたとロシア国際通信社「RIAノーボスチ」に伝えた。
6月25日から30日まで、特別に作成されたポータルから、憲法改正に関するリモート電子投票をモスクワとニジニノヴゴロド地域の住民が利用可能となっている。しかし、投票の最初の数時間で問題が起きたのだ。
ロパティン氏は、サイトは迅速に復元された上で以下のようなコメントをした。
「モスクワとニジニノヴゴロド地域の住民がすぐに投票に行ったので、負荷のピークがありました。ニジニノヴゴロドの学芸員として、ニジニノヴゴロドの人々がリモート電子投票に積極的に参加していることを知っています」
モスクワの全ロシア投票監視および監視本部長であるイリヤマススク氏は、サイトの失敗は投票を希望する人々の大量流入が原因である可能性があると指摘し、このような状況向けに設計する必要があると述べた。
進行中の新型コロナウィルスのパンデミックの影響やブロックチェーンの特性を活かし、参加者の暗号化された投票を保存し、結果を複合化で公開、そしてシステムが改ざんできないことから、安全性と透明性が保証され、最近ではオンライン投票システムの使用が増えてきている。
しかし、今回の問題は単に大量流入でのパンク。これはブロックチェーン技術を活用する以前の問題でもある。
今後、ブロックチェーンを活用したオンライン投票が浸透していく傾向にある中で、いろいろな状況による問題が解決される事が期待される。