仏大手食品加工会社がIBMの食品追跡ネットワークFood Trustに参加!
フランス最大手の食品加工会社の1つであるAvril Group(アヴリルグループ)が、ブロックチェーンによる食品追跡ネットワーク「IBM Food Trust Network」へ参加したことを発表した。
Avril Groupは1983年にフランスで設立され、栄養学、再生可能エネルギーを専門とし、主に植物油、プロテイン等のタンパク質製品、高品質な卵などを扱っており、今回新鮮な卵のブランドである「Matines」の出所情報の提供からスタートする。
Matinesの卵には、箱の中にQRコードが印刷されており、これを利用して顧客は卵の詳細を提供する専用のアプリケーションに移動できます。
ここには、鶏の飼育方法、適正な農業慣行へのアプローチ、産卵日、梱包センター、卵を受け取った日、包装日、さまざまな販売業者の倉庫への発送日などが表示され、さらに、消費者は卵の一般的な情報だけでなく、農業の方法、卵の栄養特性、Matinesの特性を活かしたおすすめの調理レシピなどの情報を取得することができる。
すべてのデータは各段階でブロックチェーンに記録されることによって、消費者が購入した製品の品質についての透明性を確保することができます。
食品業界におけるブロックチェーン技術の導入
食品業界において、トレーサビリティとしてのブロックチェーンの導入が注目され、徐々に広がりを見せている。
消費者が簡単に情報にアクセスできるだけではなく、このテクノロジーにおける不変の性質(改ざんの難しさ)が情報の透明性を確保し、結果としてCSR(企業の社会的責任)活動のためのツールとしての役割も果たしている。
今年1月には、南部地中海最大のオリーブオイル生産者の1つであるCho Groupが、同社のブランド製品であるエキストラバージンオリーブオイル「Terra Delyssa(テラ デリッサ)」について、IBM Food Trust Networkを使用してトレーサビリティを提供することを発表していた。