Covantisがブロックチェーン企業ConsenSysと提携、農産物貿易の近代化へ

Covantisがブロックチェーン企業ConsenSysと提携、農産物貿易の近代化へ

Covantisがブロックチェーン企業ConsenSysと提携、農産物貿易の近代化へ

農産物貿易のコスト削減と効率化に取り組んでいるブロックチェーンイニシアチブ「Covantis(コバンティス)」が、イーサリアムブロックチェーンテクノロジー企業である「ConsenSys(コンセンシス)」をプラットフォーム開発のテクノロジーパートナーとして選択した。

Covantisは2018年10月に設立され、以下の企業が中心となっている。

  • アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)
  • ブンゲ(Bunge Inc.)
  • カーギル(Cargill Inc.)
  • ルイ・ドレフュス(Louis Dreyfus Corporation.)

これらの企業は頭文字を取り、通称「ABCD」と呼ばれている。それに加え、グレンコア(Glencore)を含めた五大穀物メジャーが揃っている。

目標として今まで手作業で時間と費用をかけて行ってきた農産物の取引におけるプロセスを、ブロックチェーン、AI、その他のソリューションに置き換えること国際的なサプライチェーン全体の効率とコスト削減をもたらすことを目指しています。

最初のターゲットセクターとして穀物と油糧種子の取引について、Covantisによる自動化でコストを削減し、文書化の時間を短縮すると述べていた。

ConsenSysは、「MythX」、「PegaSys Orchestrate」、「Kaleido」などのなどのエンタープライズ対応のブロックチェーンソリューションとサービスを使用して、イーサリアム上にブロックチェーンネットワークを構築します。

今回、JPモルガンが開発したエンタープライズブロックチェーン「Quorum(クオラム)」によってプラットフォームが構築される。

ConsenSysの創設者であり、Ethereumの共同作成者であるジョセフ・ルービン氏は、次のように語っています。

「革新的で最高峰のテクノロジーを活用して、農産物の世界貿易業務に変革をもたらすCovantisイニシアチブのコミットメントの強みは刺激的であり、このプラットフォームは、ブロックチェーンテクノロジーが、業界内および業界間の情報サイロの問題の解決し、真価を発揮し始めた証拠です。」

Covantisの事業体とそのデジタルプラットフォームは、規制当局の承認を条件として、2020年に発売される予定です。