米Walmart、ブロックチェーン技術に基づいたドローン通信システムの特許申請!
8月1日、アメリカの世界最大のスーパーマーケットチェーン「Walmart」が今年1月に提出した「ブロックチェーン技術に基づいたドローン通信システム」の特許申請書類が米国特許商標庁(USPTO)によって公開された。
この特許によれば、ブロックチェーン技術は、「ドローン識別番号、飛行高度、飛行速度、飛行ルート、バッテリー情報、積載量などの情報」を他のドローンに送信するために使用されます。情報は、ドローン間の中間位置に基づいて共有できるという。
ドローンからドローンへの通信が可能になる事で、メッセージを頼りにネットワークを調和させ、ドローンが互いの位置や方位を認識する事ができる
特許書類内にはブロックチェーンを使用する事の利点について以下の様に記載されている。
ブロックチェーン台帳は、他の形式または媒体に保存される可能性のあるあらゆる種類の情報、例えば、様々なタイプの指示の大きなリスト、ナビゲーション情報、及びマップを保存できます。このようにして、クローンされたドローン全体に同じソフトウェアプロファイルを展開できる。
今回の特許申請の公開と、特許の発行は同じではありません。特許申請の公開はあくまでも長期に渡る申請プロセスの一歩目である。
Walmartは2019年8月初旬、ソーシャルメディア大手フェイスブック主導の仮想通貨「Libra」とよく似たステーブルコインの特許申請公開を行いました。
また、去年3月初頭には、ブロックチェーンを利用したツールを使い、配送物の内容・環境条件・位置を追跡する「スマート・パッケージ」という配送システムの特許も申請している。
他にもブロックチェーンを利用した購入商品転売用マーケットプレイスに関する特許を申請してるなど、先駆けて積極的にブロックチェーン技術を活用している。
今後もWalmartの動向から目が離せません。