スターバックスとマイクロソフトが提携、ブロックチェーンで「コーヒーの追跡」を可能に
6日、米国の大手コーヒーチェーンのスターバックスがコーヒー豆のサプライチェーン追跡のする為にのマイクロソフト社のAzure Blockchain Serviceを実装する事が明らかになった。
スターバックスは、2018年3月にコロンビア・コスタリカ・ルワンダの農民たちと協力して、ブロックチェーンでコーヒーのサプライチェーンを追跡する「Bean to Cup(ビーン・トゥー・カップ)」と呼ばれるプロジェクトを開始する事を発表しました。契約するコーヒー農園は38万件を超えるとの事です。
このプロジェクト「Bean to Cup」は、「コーヒーを飲む人」と「コーヒーの生産者」を結びつける事を目的とされており、新しい経済的機会を創出しようとしています。利用客はスターバックスのモバイルアプリを使って、コーヒー豆が自分のカップに届くまで、農園からの経路を辿る事ができるようになります。
また、コーヒー農家が豆を売った後どこに行くのかを知る事ができるという潜在的な利点もあります。
出典:news.microsoft.com
米ワシントン州シアトルに本社を置く両社は、今回マイクロソフトが主催したBuild developersカンファレンスにて提供を締結し、ブロックチェーンを活用し、いくつかの取り組んでいるプロジェクトが発表されました。
それらは、「ドライブスルーで発注を予測するシステム」や「IoT対応機器で複数の店舗の機材を同時に管理する事」、「コーヒー豆のトラッキング」などがあるという。
出典:news.microsoft.com
過去の報道では、スターバックスが仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」のサービスを通じて間接的にビットコイン決済を受け入れる可能性がある事なども明らかになっています。
スターバックスは、一般的には大手コーヒーチェーン店として認知されているが、実は技術面において力を入れていることはあまり知られていないかもしれない。
世界中で事業を展開するスターバックスにとって、ブロックチェーン技術の導入はあらゆるビジネスシーンの活躍、認知度向上そして、顧客満足度に繋がっていくと考えられるでしょう。