レアル・マドリード、デジタルグッズプラットフォーム「Fantastec SWAP」と提携
スペインの有名なサッカークラブである「Real Madrid(レアル・マドリード)」は、ブロックチェーン技術を用いたデジタルグッズプラットフォーム「Fantastec SWAP」と提携しました。
「Fantastec SWAP」はドイツのサッカークラブである「Borussia Dortmund(ボルシア・ドルトムント)」やイングランドのサッカークラブ「Arsenal(アーセナル)」とも契約を結んでいる為、Real Madrid(レアル・マドリード)は3番目のサッカークラブとなります。
Real Madrid(レアル・マドリード)とは
レアル・マドリードは、サッカーを経験した事の無い人でも1度くらいは耳にした事があるのではないでしょうか。スペインのリーガ・エスパニョーラを33度、UEFAチャンピオンズリーグを10度優勝した経験を持つ世界的に有名で人気サッカークラブです。
また、サッカーは、野球(MLB)やバスケ(NBA)よりも世界で最も人気のあるスポーツとして認知されています。その人気理由がわかる1つとして、国際連合の加盟国が193カ国に対し、FIFA(国際サッカー連盟)は、なんと211の国と地域のサッカー協会が加盟しています。これは驚きです。
そして、この提携により、レアル・マドリードのファンはブロックチェーン上で安全に保護された選手のサインや独占動画などを収集したり、交換する事が可能になります。
Fantastec SWAP(ファンタステック・スワップ)とは
「Fantastec SWAP」とは、イギリスのロンドンを拠点とする「Fantastec」社によるブロックチェーン分野で最初に正式に認可されたデジタルサッカーグッズのコレクションアプリです。
iOS・Android端末向けにリリースされているこのアプリは、
・ソーシャルネットワーキング
・トレーディンググッズ
・プレイヤーの統計データ
・限定コンテンツ
・本物のサイン
といった様々なサービスを提供しています。
アプリ上で受け取る事ができるこれらのデジタルグッズの情報はブロックチェーン上に記録されるため、グッズの所有者は自分が持つ各グッズが本物である事を証明する事ができ、選手のサインなどのデジタルグッズがコピーや偽造される事があまりせん。ユーザーにとっては真に価値のあるデジタルアイテムの公正な取引を可能にします。
イングランド銀行が採用している厳格なインフラストラクチャとセキュリティ標準を基に、堅牢なブロックチェーンエコシステムを中心にFantastec SWAPを構築されている。
以前、FantastecのプロダクトパートナーであるSimon Woollard氏は、このアプリについて以下のように述べている。
「Fantastec SWAP」は、サッカーファンにとってもスポーツグッズ業界にとっても大きな変化です。スポーツファンの大多数は現在、地理的にお気に入りのチームから離れている所に住んでいます。Fantastec社は、ファンが好きなチームや選手とより価値のある関係を築き、アプリでの活動を通して、クラブの歴史の共有できるようにする為の新しいアプローチを開発しました。
私たちは、世界中のファンとより良い関係を築く事の価値を認識しながら、世界中のファンが互いに繋がり、関わっていく為の安全なプラットフォームを提供します。
近年、各ジャンルのスポーツ(野球・テニス・バスケ・アメフト・F1など)がブロックチェーン技術も用いて、チケットやサインの偽造防止や仮想通貨の発行、そして、世界のファン同士の繋がりができる仕組みが進んで来ています。また、今回のレアル・マドリードの様なビッグクラブチームが「Fantastec SWAP」に参加する事により、他のチームも参加を検討してくるのではないでしょうか。
今後、さらにスポーツ界と仮想通貨やブロックチェーンの繋がりが盛り上がりを見せる事を期待し注目していきます。