韓国でブロックチェーンを活用したモバイル運転免許証実装:警察庁と通信大手3社

韓国でブロックチェーンを活用したモバイル運転免許証実装:警察庁と通信大手3社

韓国でブロックチェーン活用のモバイル運転免許証実装:警察庁と通信大手3社

韓国の通信大手3社、KTSKテレコムLGユープラス開発する本人認証アプリ「パス」と警察庁の運転免許情報検証システムが連動するモバイル運転免許証24日にリリースされることが分かった。

昨年10月、韓国警察庁は国内の移動通信大手3社、KT、SKテレコム、LGユープラスと業務協約を締結し、「モバイル運転免許確認サービス」の推進に向け開発を進めてきた。

運転免許証の代わりにスマホアプリで証明

本人認証アプリ「パス」と警察庁の運転免許情報検証システムが連動したスマホアプリベースのモバイル運転免許証は、これまで財布などに入れて携帯していた運転免許証と同様の効力を持つため、免許証を常に携帯する必要がなくなる。

また、コンビニなどでタバコや酒を購入する際にスマホを提示することで、簡単に年齢確認を行うことができる。

運転免許を取得している人は、自分のスマートフォンにダウンロードした本人認証アプリ「パス」に登録、申請をすることで運転免許証としての効果が認められる。

アマゾンウェブサービス(AWS)のブロックチェーン技術でデータを暗号化

開発を手掛けた3社は、セキュリティ強化のためブロックチェーンを活用し、モバイル運転免許証の所有者の個人情報や運転免許証の関連情報などを保護するという。

モバイル運転免許証で必要となる個人情報や運転免許証の関連情報は、スマートフォンの内部に保存し、アマゾンウェブサービス(AWS)のブロックチェーンでデータを暗号化することにより、個人情報の流出の脅威から、偽造・変造やハッキングを防止すると説明されている。

警察庁関係者は以前「便宜性が向上するだけでなくセキュリティーが強化され、免許証の盗用が減少することを期待している」と述べている。