三菱UFJと米アカマイが設立したGO-NET、高速・大容量の決済サービス開始へ

三菱UFJと米アカマイが設立したGO-NET、高速・大容量の決済サービス開始へ

三菱UFJと米アカマイが設立したGO-NET、高速・大容量の決済サービス開始へ

三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)は、米国のコンテンツデリバリネットワーク事業およびクラウドセキュリティー事業を提供するアカマイ・テクノロジーズ(Akamai Technologies)と設立した子会社「Global Open Network Japan」で、ブロックチェーンを活用した高速・大容量決済ネットワークサービスを開始すると日経新聞が報じた

このサービスでは、従来より低コストで大量のデータを高速処理することができ、クレジットカードなどの少額決済にも応用していくという。

2021年より開始予定の同サービスはまず2~3月にセイコーホールディングス子会社であるセイコーソリューションズが提供する決済端末「クレピコ」と、クレジットカード会社三菱UFJニコス間の通信サービスを開始し、その後は他のカード会社に広げていくとのことだ。

また、夏頃には複数のクレジットカード会社や飲料メーカーなどと、自動販売機にクレジットカードをかざして支払う “タッチ決済” での少額決済サービスの導入を開始する予定だ。

ブロックチェーン決済の課題を克服

これまで、ブロックチェーンを用いた決済において大量処理に時間がかかることが課題とされていたが、アカマイの技術により新サービスでは1秒間に10万件の取引を処理することが可能となる。

さらに、将来的には100万件、1000万件超まで拡張できると説明されている。

また、少額決済においても処理コストが壁となっていたが、これまでのネットワーク手数料(4~6円程度)を最大で5分の1程度まで引き下げることが可能であるという。

Global Open Network Japanは、この技術を用いて「IoT」領域でのサービス提供も検討している。

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