韓国、ブロックチェーンを活用したワクチン接種のデジタル証明書アプリを月内にも導入

韓国、ブロックチェーンを活用したワクチン接種のデジタル証明書アプリを月内にも導入

韓国、ブロックチェーンを活用したワクチン接種のデジタル証明書アプリを月内にも導入

韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は1日、月内にもブロックチェーンを用いたワクチン接種を証明するワクチンパスポートを導入することを発表した。

このワクチンパスポートは、スマートフォンアプリを用いた新型コロナウィルスのワクチン接種状況を示すデジタル証明書として、海外渡航時に利用されるほか、施設などへ入場する際に証明書として活用される。

同アプリは個人情報の漏洩や、高い改ざん耐性を持つブロックチェーン技術をベースに開発され、個人情報を保存せずにワクチン接種状況を確認できるという。

チョン首相は毎日行われる政府のコロナウイルス対応に関する機関間会合で次のように述べている。

国民はワクチンパスポートやグリーンカードシステムを使用することにより、正常な日常生活に戻る感覚を経験することができるだろう

ワクチンパスポートの採用は、既に米国のニューヨーク州やブラジルで導入されており、EU(欧州連合)では6月にも導入を予定し、現在システムを開発中だ。

韓国は6月までに1,200万人のワクチン接種を目指しており、2月26日のワクチン接種開始から現在までに85万人が接種している。