日立ソリューションズがConsenSysのブロックチェーンPegaSys Plusの販売契約を締結

日立ソリューションズがConsenSysのブロックチェーンPegaSys Plusの販売契約を締結

日立ソリューションズがConsenSysのブロックチェーンPegaSys Plusの販売契約を締結

日立ソリューションズが、ブロックチェーンテクノロジー企業ConsenSysが開発するイーサリアムベースのエンタープライズブロックチェーン基盤「PegaSys Plus(ペガシス プラス)」の、国内初となる販売代理店契約を締結したことを3月30日に発表した。

今後ConsenSysとパートナーシップを結び、PegaSys Plusを活用した分散型アプリケーション開発環境の導入や構築、運用、教育までをトータル的にサポートするソリューションを提供するとのことで、販売は4月1日から開始される。

PegaSys Plus販売の経緯

近年ブロックチェーン技術の導入について、改ざんや不正取引の防止や、大幅なコストの削減効果などの面から、金融をはじめ、医療・産業・流通・小売など、さまざまな分野で実証実験や、実用化に向けた期待が高まっており、今回さまざまなオープンソースの基盤が乱立する中、グローバルで実績のあるConsenSysのPegaSys Plusの販売が決定された。

パブリックとプライベートブロックチェーンの両方に対応

 PegaSys PlusはLinux Foundationによるオープンソースのイーサリアムクライアント「Hyperledger Besu」に基づいて構築されており、特徴として企業が開発しやすいようプライベートなコンソーシアムネットワークとパブリックネットワークどちらにも対応が可能だ。

また、データベースの暗号化や、ネットワーク通信状況のリアルタイムでの監視機能など、セキュリティ面においても充実したものとなっている。

ConsenSysのCEO・Joseph Lubin氏は、今回の契約締結について次のようにコメントした。

「日立ソリューションズとのパートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います。日本は今後数年間で、世界で最も急速に成長するブロックチェーン市場の1つになる可能性があり、日立ソリューションズと共にその成長を促進させていきたいと思います。

当社の製品を日本へ提供し、素晴らしいパートナーとして協力していくことで、日本がこの分野のグローバルリーダーなれるように専心していきます。」