HERMES(エルメス)、NFT・暗号資産関連商品の商標出願
高級ブランド「HERMES(エルメス)」が、NFT(非代替性トークン)や暗号資産(仮想通貨)関連の商品に関する商標出願を行ったことが明らかになった。
Luxury brand Hermès has filed a trademark application for its name claiming plans to expand into
▶️NFTs + Virtual currency
▶️Crypto + NFT trading
▶️Virtual good marketplaces
▶️Virtual clothing, footwear, and fashion shows
… and more#NFT #Metaverse #Web3 #Crypto #Hermes_Paris pic.twitter.com/hdvsXeQtrC— Mike Kondoudis (@KondoudisLaw) August 31, 2022
NFT関連事業へ参入か
米の商標関連を専門とする弁護士Mike Kondoudis氏のツイートによると、エルメスは2022年8月26日、米国特許商標庁(USPTO)に対しNFTや暗号資産関連商品の商標出願を行っている。
出願書類では、「バーチャルグッズや暗号資産、NFTを取引・表示・保存・管理するためのソフトウェア」、「デジタルコレクターグッズや、NFTなどをヴァーチャルで使用するための、ダウンロード可能なソフトウェア」と記載されている。
さらに、NFT関連金融サービス、ブロックチェーンベースのユーザー認証サービスなどの分野でも出願を行っており、将来的にNFT関連事業への参入を検討している可能性が高いものと思われる。
エルメスの人気商品を模倣したNFT販売について提訴
エルメスは今年1月、同ブランドの象徴的な人気商品の一つである「バーキン」に類似したNFTシリーズ「メタバーキンズ」を製作、販売したメイソン・ロスチャイルドに対し、商標権侵害などを理由にニューヨーク州連邦裁判所に提訴している。
昨年12月に販売されたメタバーキンズは10イーサリアム(当時約450万円)で販売されていた。