DeCurretと東京海上日動がブロックチェーンを利用した保険業務自動化の実証実験!

DeCurretと東京海上日動がブロックチェーンを利用した保険業務自動化の実証実験!

DeCurretと東京海上日動がブロックチェーンを利用した保険業務自動化の実証実験!

仮想通貨取引所を運営する株式会社DeCurret(ディーカレット)が、東京海上日動火災保険株式会社と提携し、ブロックチェーンを利用した保険業務の自動化に関する実証実験を実施したことを5月13日発表した。

実証実験は2020年3月から開始され、ブロックチェーン技術を活用した保険料の領収や保険金支払いなどの保険契約における業務プロセスの自動化に焦点をあてた。

実験を行った背景

従来保険契約において、保険料の支払いや保険金の受取などの手続きについて、煩雑なプロセスを経なければならなかったが、デジタル通貨やブロックチェーンの特徴を利用することで、顧客と保険会社の業務効率化・迅速化により利便性を向上させることを狙いとしている。

実験の概要

実験ではDeCurretによるデジタル通貨の発行・管理プラットフォームを活用し、事前にブロックチェーン上に保険契約の情報を登録し、事故発生時の詳細情報を読み込ませることで、保険金支払い条件の合否を自動的に判定し、保険金をデジタル通貨で即座に支払う仕組みの有効性について検証された。

また、実験用のトークンを発行し、これを保険料や保険金と見立て、スマートコントラクトによる保険金請求支払業務の自動化に関する実験も行われた。

出典:ディーカレットプレスリリース

保険業界においてのブロックチェーン技術の活用

ポーランドの大手保険会社「Link4」のテクノロジー企業「Coinfirm (コインファーム)」との提携による業務効率化や、中国のオンライン相互保険プラットフォーム「相互保(シャンフーバオ)」のブロックチェーンネットワークによる即時決済システム、米の健康保険会社「Anthem」による顧客データ保護など、保険業界においてのブロックチェーン活用が広がりを見せている。

また、今からちょうど140年前の明治12年(1879年)に日本で最初の保険会社として設立された東京海上日動がブロックチェーン技術を活用する取り組みを行うことで、日本の保険業界におけるブロックチェーン普及を促進することが期待されます。