オープンソースのプロトコルBaseline Protocol、アクセンチュアが新たなスポンサーに

オープンソースのプロトコルBaseline Protocol、アクセンチュアが新たなスポンサーに

オープンソースのプロトコルBaseline Protocol、アクセンチュアが新たなスポンサーに

イーサリアムのメインネット上で企業独自のプライベートデータを扱うことができるオープンソースのプロトコルBaseline Protocolに、大手コンサルティング企業アクセンチュアが新たスポンサーとして参加することが明らかになった。

ConsenSysらが開発するオープンソースプロトコル

Baseline Protocolは今年3月、イーサリアムのブロックチェーンテクノロジー企業ConsenSysと、四大会計事務所の一つでロンドンに拠点を置くEY(Ernst & Young)が、Microsoftなどと共同開発したもので、企業が多額のコストを費やしているERP(企業資源計画)CRM(顧客関係管理)、およびその他の内部記録システムについて、これらのデータの正しい共有や、整合性の問題を解決することを目的としている

また、Baseline Protocolは、イーサリアムのメインネット上に構築されるため、データの暗号化やメッセージングなどにおいても安全でプライベートな環境を低コストで実現することが可能となっている。

コインテレグラフの報道によると、アクセンチュアのブロックチェーンテクノロジーディレクターであるMichael Klein氏は、企業のマルチパーティシステムの需要が高く、許可されたパブリックネットワークと、プライベートネットワークの両方で機密性や、やり取りの整合性が保たれるBaseline Protocolの特性を重視しており、今後の発展にも注目しているとのことだ。

コカ・コーラがサプライチェーンを効率化

北米のコカ・コーラボトリングビジネス向けのITプラットフォームを提供するCONA(Coke One North America)は8月、Baseline Protocolにより、ボトリングネットワークに製品を提供する能力を合理化するだけでなく、缶やボトルを供給する原材料ベンダーなどの外部サプライヤーも含むサプライチェーン全体の効率化に取り組むことをを発表した。