ノルウェー水産協会、シーフードサプライチェーンのトレーサビリティにブロックチェーンを活用へ!

ノルウェー水産協会、シーフードサプライチェーンのトレーサビリティにブロックチェーンを活用へ!

ノルウェー水産協会、シーフードサプライチェーンのトレーサビリティにブロックチェーンを活用へ!

26日、ノルウェー水産協会(Norwegian Seafood Association)の一員であるシーフード加工会社協会Sjømatbedrifteneは、IBMやAteaと協力して、シーフードサプライチェーンのトレーサビリティにブロックチェーンの活用をすることをLedgerInsightsが報じた。

水産協会はIBM Blockchain Transparent Supplyを採用することで独自のガバナンスを構築できるとのことです。

トレーサビリティシステムにブロックチェーン技術を用いる理由

ノルウェーの経済は海産物の輸出に大きく支えられている世界第2位の水産物輸出国である。資源としての魚介類の品質は輸出に多くの影響を与えるので、魚介類のトレーサビリティシステムは、魚介類の起源と品質に関する情報を提供するために必要なシステムである。

一部の地域では、鮮度を長持ちさせるために、シーフードに発ガン物質であるホルマリンなどの化学物質が注入されている場合もあり、海洋資源としての信頼性の証明にブロックチェーン技術を導入する運びとなった。

この新しいIBMオファリングにより、Food Trustネットワークとエコシステムを使用する代わりに、協会はIBM Food Trustを支えるテクノロジーを活用して独自のメンバーベースのネットワークを構築しました。

ノルウェー水産協会のCEOであるロバート・エリクソンはこう述べています、

「ノルウェーで獲れる水産物は高い品質で知られています。しかし、魚がどこから来たのか、どのように育てられたのか、どのように保存されたのかを追跡する機能はまだありません。これは、詐欺や食品廃棄物の可能性を生み出します」

 世界中で求められる海洋資源としての水産物

現在世界全体で水産物資源は様々な持続可能性の議論として議題にあがっている。人の口に直接入る水産物が安全であるだけではなく、持続的に供給可能なものとして品質を確保することも大変重要である。

ブロックチェーン技術を導入することにより、企業は、とりわけ、漁獲場所と時間、保管温度、出荷の更新、通関手続き、魚の餌の詳細などのデータを記録できます。海からお店まで魚の一生を確認することもできるといえる。