bitFlyerが、ブロックチェーン投票サービスによるバーチャル株主総会を開催

bitFlyerが、ブロックチェーン投票サービスによるバーチャル株主総会を開催

bitFlyerが、ブロックチェーン投票サービスによるバーチャル株主総会を開催

株式会社 bitFlyer Blockchainが、自社が開発するブロックチェーン技術を活用した投票アプリ「bVote」を利用した、オンラインでの株主総会を開催したことを発表した。

マイナンバー認証によるなりすまし防止

bVoteは、bitFlyer Blockchainが開発したマイナンバー認証機能を持つブロックチェーンによる投票アプリで、今月10日に、製品の開発とバーチャル株主総会での利用が発表されていた。

マイナンバーによる、なりすまし防止機能を搭載したブロックチェーン投票によるバーチャル株主総会が開催されるのは、世界で初の事例だという。

今回開催されたのは、インターネット等の手段を用いて株主総会に出席し、実際の株主総会の場に出席している株主と同様に審議に参加したり、株主総会における決議にも加わることが可能となっている、いわゆる「出席型」のバーチャル株主総会で、会場では代表取締役を務める加納 裕三氏を含めた、少人数の事務局が対応し、その他の株主は、遠隔地からのリモート投票で参加したとのことだ。

出典:bitFlyer Blockchain

開発の背景

本サービスは、新型コロナウィルス蔓延の影響による、オンライン化の需要増と、ブロックチェーンによる公正で透明性の高い株主総会の実現、株主および株主総会事務局の負担軽減などを目的に開発が進められた

その中で、経済産業省が 2020 年 2 月に発表した「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド」において大きな課題としてあげられている「投票者のなりすまし防止」に焦点を当て、ブロックチェーンとマイナンバー認証を利用することで、これを解決したものだ。

今月25日には、同じく国内で仮想通貨(暗号資産)取引所を運営するコインチェックが、バーチャル株主総会導入を支援する新サービスを発表しており、今後も同様のサービスが拡大していくものと思われる。