中国の大手マイニング機器製造Ebang、米ナスダックに上場!暗号資産取引所参入も計画

中国の大手マイニング機器製造Ebang、米ナスダックに上場!暗号資産取引所参入も計画

中国の大手マイニング機器製造Ebang、米ナスダックに上場!暗号資産取引所参入も計画

中国のマイニング機器製造メーカー大手Ebang(エバン)が、米ナスダック(NASDAQ)に上場した。

Ebangは4月に1億ドルの新規株式公開(IPO)を申請し、6月17日には米証券取引委員会(SEC)にナスダックへの上場申請をしている。

仮想通貨マイニング企業がナスダックに上場するのは、昨年11月上場した競合Canaan(カナン)に続き2例目となる。

26日のプレスリリースによると、EbangのIPOは19,264,337クラスA普通株式での公募を開始し、ティッカーシンボル「EBON」で1株あたり5.23ドル(約560円)で取引を開始した。

取引は6月30日に終了予定となっている。

ナスダック上場により事業拡大計画が加速

2010年に設立されたEbangは、暗号通貨マイニング用のASICチップの生産を専門とする、マイニング機器製造メーカーとして、BitmainCanaanMicroBTと並ぶ4大企業の1つとして知られている。

Ebangは今後の展開として、マイニングファームマイニングプールの立ち上げ、さらには暗号資産取引所の設立も計画しているという。

また、ブロックチェーン技術を活用したユースケースとして、金融、教育、医療などの分野で応用していくという。

Ebangはナスダックへの上場について次のようにコメントしている。

「ナスダックに上場することは鉱業会社にとって大きな助けになります。」

「証券取引所に上場しているため、同社は暗号通貨以外でも真剣に認められる可能性があります。」

「信用は暗号通貨交換を確立する上で重要な問題であり、米国証券取引委員会によって規制されているナスダック上場企業は、取引の妥当性と安全性を厳重に監視する必要があります。」

SECに規制されたナスダックに上場することは、Ebangにとって大きなネームバリューとなると同時に企業の信用にも繋がり、マイニングプールや暗号資産取引所の設立などの計画が加速していくのではないだろうか。