Ripple社、グローバル送金用のユニバーサルID「PayID」を発表!

Ripple社、グローバル送金用のユニバーサルID「PayID」を発表!

Ripple社、グローバル送金用のユニバーサルID「PayID」を発表!

 

19日、Ripple(リップル)社は金融業界をリードする企業などと共同して、グローバル送金用のユニバーサルネットワークを構築することを発表した

プロジェクト名は「PayID」と言われ、あらゆる送金ネットワークと通貨に対応することにより、グローバルな送金手続をシンプルに完結させることが狙いである。

ユニバーサル送IDPayID」とは

PayIDは、世界に存在する全ての送金ネットワークと通貨に対応することにより、グローバルな送金手続を簡潔にし、利便性を向上させる目的で設立されたプロジェクトである。

リップル社は、金融業界を牽引している多くの企業との間で、グローバルアライアンス「Open Payments Coalition」を結成することにより、PayIDプロジェクトを共同開発してきた。PayIDは、単一の規格による運用を行うことを前提としているので、従来それぞれ独自の金融関連サービスを提供していた企業に対し、共通の規格を用いることによる利便性の向上を目的として行われ、新しいフィンテックを融合させることにより、あらゆる業界の企業を支援することが狙いだ。

また、オープンソース型のユニバーサルサービスであるため、今後デジタル決済の普及を拡大させて、世界中の送金方法に革命を起こすことも目指している。

PayID導入によりもたらされるメリット

現在世の中に存在している個々の独自ソリューションも、様々なサービスとの連携を試みてはいますが、グローバルに展開し利用されている世界標準の送金サービスは見当たらない状況です。

PayIDは、オープンソース型のユニバーサルサービスであるため、従来から採用されてきたクローズドな送金ネットワークを統合することが可能となる。そして送金における最大の課題である規格の統一を果たすことにより、世界初のグローバル統一規格としてその価値を高めています。

1.誰にでも簡単に利用することができる送信システム

PayIDは、クレジットカードの番号などの複雑な情報ではなく、使用が単純であるIDを使用することにより、簡単にあらゆる送金ネットワークでの送受金が可能となるメリットを有する。それぞれの利用するプロバイダーがどこであるかなどを問わず、家族や友人にメールを送る感覚で気軽に送金をすることが可能になります。

2.グローバルに展開することができる

PayIDは、世界に存在する全ての送金ネットワークと通貨に対応するため、システム利用しようとする相手を問わないよう設計されている。そしてシステム導入はとても簡単であり、PayIDに加入しその恩恵を受けたい企業は、より多くの様々なネットワークや通貨にアクセスすることにより、世界を見据えた事業展開を行うことができます

 

今回発表した新しい送金ネットワークは、オープンソース型のシステムであるため、利用を検討しているどなたでも参加することが出来ます。PayIDは、ネットワークに参加した世界中のメンバー送受金を容易にすべく設計されており、簡素化された送金プロセスを備えたネットワークの構築により、今後の世界標準のデジタル決済としてその価値を高めていくことが予想されます。