NTTデータ、デジタル技術情報を集約するための組織「CoE(センター・オブ・エクセレンス)」を立ち上げ! 

NTTデータ、デジタル技術情報を集約するための組織「CoE(センター・オブ・エクセレンス)」を立ち上げ! 

NTTデータ、デジタル技術情報を集約するための組織「CoE(センター・オブ・エクセレンス)」を立ち上げ!

11日、NTTデータは自社におけるグローバルデジタル技術の情報を集約し、統合するための組織「CoE(センター・オブ・エクセレンス)」を、新たに3つの領域で立ち上げることを日経新聞が報じた。

今回の発表により新たに立ち上げることとなった分野は、インターネットを経由して通信機能を有するあらゆる「もの」に接続できる技術である「IoT」、知的なテクノロジーを活用することにより、ビジネスを自動化することにより効率化を推進する「インテリジェント・オートメーション」、そしてソフトウエアの開発を自動化する「ソフトウエア・エンジニアリング・オートメーション」の3つの領域となっている。これでNTTが立ちあげたCoEは合計7分野になるとのことです。

グループ内の情報を共有する組織「CoE」とは

CoEとはNTTグループ全体を対象として、枠組みにとらわれないで活動する仮想的な組織であり、それぞれの分野で有する最先端の技術やアイディア、経験などを統合することにより、さらに高度で有用な専門人材を育成する狙いで立上げられた組織である。

同社は2019~21年度の中期経営計画の中で、自社のグローバルデジタル事業強化策の柱の1つにCoEを掲げており、既に「ブロックチェーン」「デジタルデザイン」「アジャイル/DevOps(デブオプス)」「人工知能(AI」の分野では立上げが完了しており、今回追加される3分野の領域を含めると合計7つの領域についてCoEを立ち上げることとなった。

新規に立上げられた「CoE」の活動拠点

今回発表された3分野のCoEの活動拠点はそれぞれであり、まさにグローバルに展開が行われている。

1. 「IoT」分野のCoE

「IoT」分野のCoEは、ドイツのグループ会社であるアイテリジェンスを中心にして、世界9カ国・10拠点の約20人の体制で開始される。

2.「インテリジェント・オートメーション」分野のCoE

「インテリジェント・オートメーション」分野のCoEは、米NTTデータ・サービシズを中心にして、世界8カ国・約20人の体制で開始される。

3.「ソフトウエア・エンジニアリング・オートメーション」分野のCoE

「ソフトウエア・エンジニアリング・オートメーション」分野のCoEは、スペインのグループ会社エヴェリスを中心とした世界7カ国・約70人の体制で開始される。

NTTデータはグループ内の仮想的な再編によって、枠組みに縛られない柔軟な組織を構築することにより、今回整備された合計7つの領域をカバーするCoEを稼働させ、中期経営計画において策定された目標値である2022年3月までに、世界全体での受注累計1000億円規模への拡大を目指すとしている。