オーストラリアの大学院、サイバーセキュリティとブロックチェーンに関するプログラムを発表

オーストラリアの大学院、サイバーセキュリティとブロックチェーンに関するプログラムを発表

オーストラリアの大学院、サイバーセキュリティとブロックチェーンに関するプログラムを発表

オーストラリアのRMIT大学(ロイヤルメルボルン工科大学)は5月26日、サイバーセキュリティとブロックチェーンに関する新たな2つの大学院プログラムを実施することを発表した。

今回新たに設けられる「サイバーセキュリティの学位」と「ブロックチェーン対応ビジネスの学位」のためのプログラムは、業界大手のIBM、カリフォルニア州に本社を置く多国籍サイバーセキュリティ企業Palo Alto Networks(パロアルトネットワークス)、フィンテック関連企業Stone&Chalk(ストーン&チョーク)と提携し実施される。

プログラム新設の背景

新型コロナウイルスのパンデミックの影響など、昨今の世界情勢により、ホームオフィス環境への急速な移行が求められており、企業が直面する変革タイムラインの中で、テクノロジー業界における最大の新興サブセクターの2つであるサイバーセキュリティとブロックチェーンの重要性が増しているという。

RMIT OnlineのCEOであるHelen Souness氏は次のようにコメントしている。

「過去数か月間、私たちはビジネスの従来のやり方と業務のやり方に大きな変化が見られました」

「私たちの現在の環境の予測不可能な性質により、デジタルランドスケープの理解を強化し、加速する必要があります。」

「サイバーセキュリティとブロックチェーンテクノロジーはビジネスクリティカルなスキルとして浮上しており、私たちはそれらのスキルを従業員に提供するトレーニングを提供しています。」

プログラムの概要

ブロックチェーン対応ビジネスプログラムでは、ブロックチェーンの基礎と、オーストラリアのビジネスセクターのコンテキスト内での経済と社会制度への影響について学習し、組織内でのブロックチェーンテクノロジーの採用と思考を推進するためのスキルと知識を身につける。

サイバーセキュリティプログラムでは、戦略、国際オリエンテーション、批判的な分析と問題解決にまたがるサイバーセキュリティ、通信、倫理とリーダーシップの包括的な理解を学生に提供し、組織向けの高度なサイバーセキュリティ戦略を開発および実装するスキルを習得させる。

どちらのプログラムも2020年10月から9か月間実施される予定である。