カプコン６月開催の株主総会をオンライン参加可能に！
19日、カプコンは6月に開催する株主総会をオンラインでも参加することができることが、日本経済新聞の取材で明らかになった。
オンライン株主総会は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた拡大防止策の一つとして考案されたものであり、経済産業省が策定した「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド」を参考に、仕組みが導入されているとのこと。
株主総会実施時における問題点
今回開催される株主総会は会社法上において出席とはみなされないため、通常開催される株主総会に比べると、議決権行使や審問審査権などの権利を行使することはできない。ただし、参考意見としてのコメントは発信することができる。
株主総会の参加方法は、株主がログインすることができる専用サイトを通じて、そこに株主総会の招集通知に同封されたIDやパスワードを入力すると中継動画が見られる仕組みとなっているとのこと。
2019年度の株主総会の参加者は約130人だったことを加味すると、オンライン株主総会の開催により参加者の分散化が可能になると考えられるだろう。
カプコンが開催するオンライン株主総会は議決権を行使することが出来ないという問題を抱えているが、先月発表されたアステリアが開発した「ブロックチェーン議決権行使」のシステムなどを利用すれば、セキュリティーと透明性の高い投票を行うことができ、オンライン株主総会が今後スタンダードとなっていく可能性も秘めている。
また、遠隔地にいたりなんらかの理由で今まで株主総会に参加することが出来なかった株主も容易に参加することが可能となるため、より多くの株主の意見も拾い集めることができるだろう。