バイナリースターと東計電算がタッグ!次世代SaaS型現物管理プラットフォーム「PACS Plus」提供

バイナリースターと東計電算がタッグ!次世代SaaS型現物管理プラットフォーム「PACS Plus」提供

バイナリースターと東計電算がタッグ!次世代SaaS型現物管理プラットフォーム「PACS Plus」提供

15日、株式会社東計電算とバイナリースター株式会社は、これまでお互いに培ってきた業務知見を融合させて新たなサービス「PACS Plus(パックスプラス)」を共同開発し、販売まで行うことを発表した

東計電算は東証一部上場しており、主に自動車メーカーを始めとする製造関連企業に対して、業務システムの開発を行っている会社であり、一方バイナリースターは、日本最大級のブロックチェーンHUBを運営している企業である。

今回お互いの技術を融合させることにより、既に開発済みで世の中に広く普及している現物資産管理システムである『PACS(パックス)』を基本システムとして、そこにバイナリースター株式会社のブロックチェーン技術と知見を活用し、拡張サービス『PACS Plus(パックスプラス)』の開発を行ったという。

出典:プレスリリース

PACS Plus」がもたらすサービス

 PACS Plusは、物流容器や金型資産など主に製造業で頻繁に使用される消耗品を、手間なくクラウドで個体管理できることを目的としており、SaaS型のパッケージ商品をベースにして作られた。

このサービスの元となった「PACS」は、物流・製造業界をメインターゲットとして提供されており、さらに他業務システム間への連携や倉庫管理システムへの応用など多くの実績を有したサービスである。

PACS Plus」の特徴

今回発表された「PACS Plus」には大きく3つの特徴があるとされる。 

1.機能の柔軟性

登録方法次第では管理品目を無限に設定することが可能であり、また、在庫管理に一般的に用いられる項目について行いたい作業も、ウェブ上で自由に追加変更可能

さらに、これらの在庫管理方法をを設定したあとには、アプリを利用することにより、メニュー作成などの作業もユーザー自身の設定により自在に変更することも可能である。

2.複数一括読み取り技術「カメレオンコード」を採用

PACS Plusには、元々東計電算の技術である、複数一括読取りと長距離読取りを特徴とした「カメレオンコード」を読取り部分の技術が採用されている。

そして、上記の読取モードだけでなく、業務別シーンにおける最適な自動認識技術活用マルチスキャニング機能が搭載されている。よって業務の内容に応じて複数の識別方法を選択することがもできる。

3.ブロックチェーン技術の追加実装が可能 

PACS Plusを運用して取得した実績情報を、ブロックチェーンのプラットフォーム上で管理することが可能であり、情報を必要とする顧客のニーズに合わせた技術を選定する。

幅広い企業のニーズにブロックチェーン技術を導入し活用することができるため、業務の改善に有用なブロックチェーン技術の選定や機能拡張を随時行っていくことが可能となる。

今後活用が見込まれるPACS Plus」の展望

ブロックチェーン技術をめぐる環境は常に日進月歩の状況にあり、毎日新しい技術や応用方法が生み出されている。技術が進化していくことを常に念頭に置いて、本プラットフォームを軸にしたグローバル輸送ネットワークを意識した機能拡充を図り、中長期的に進化させていく。

そして、ブロックチェーンの改ざんすることが出来ないという特性を生かして、重要な業務中に発生するあらゆる証拠資料の保管にも対応するなど、現場の業務の目線からシステム機能拡充を共同で研究開発していく予定だ。