Huobiが仮想通貨デリバティブ取引におけるサーキットブレーカー機能を導入!ユーザーのリスク軽減

Huobiが仮想通貨デリバティブ取引におけるサーキットブレーカー機能を導入!ユーザーのリスク軽減

大手仮想通貨取引所Huobiのデリバティブプラットフォーム「Huobi DM(Huobi Derivative Market)」は、市場価格の急激な変動時のユーザーのリスクを軽減するため、部分清算とサーキットブレーカー機能を導入したことを発表した。

新しいセーフガードとリスク管理・制御の導入

 従来の先物取引では、相場の急変動などによりユーザーのマージン率がゼロ以下になった時点で、レバレッジの高いポジションが即座に清算され、ユーザーに大きな損失が発生する可能性があった。

今回の部分清算の導入により、1度のイベントでユーザーのポジションが完全に清算されるのではなく、徐々にポジションを減らす新しいメカニズムの利用が可能となった。

システムは、所定の計算方法により、ユーザーのマージン比率がゼロを超えるまで、段階的にユーザーのポジションの清算を自動的に開始し、清算価格と市場価格の間に大きな、または異常な偏差が検出された時には清算を停止するサーキットブレーカー機能も導入された。

新型コロナウイルスによる市場の混乱

新型コロナウイルスの世界的流行に対する懸念の高まりにより、アメリカの主要株価指数は軒並み大きく下げ、3月9日には米国株式市場で初となるサーキットブレーカーが発動した。

このシステムは、株式市場や先物取引において、価格が大きく変動した場合に、取引の成立を一定期間発生させない状態を段階的に作り出すことにより、市場の混乱の鎮静化を図るものであるが、3月以降で3度もの発動が見られる異常な事態となった。

ビットコインについても3月12日から13日にかけて、価格が50%下落するなど、仮想通貨市場も大きく混乱し、仮想通貨取引所BitMEXにおいては、このタイミングを狙った悪質なサイバー攻撃も重なり、多くのトレーダーが多額の損失を被った。

DDoS攻撃により、仮想通貨暴落時にシステム障害が生じたことについてBitMEXが声明

2020.03.18

今後仮想通貨市場においても、このようなユーザーのリスクを軽減する制度やシステムの普及など、安全に取引ができるサービスの拡大が望まれる。