「バイナンス・クラウド」サービス開始!ローカルの取引所開設・運営をサポート
大手仮想通貨取引所Binanceが、同社のインフラを利用して主にローカルの取引所開設や運営をサポートする法人向けクラウドソリューション「Binance Cloud(バイナンス・クラウド)」のサービス開始を発表した。これは2月7日に行われたBinance・CEOのCZ氏によるライブ配信中のAMA(ask-me-anything)にて近日中の発表を示唆していたものだ。
#Binance Announces B2B2C Cloud Solution for Launching Digital Asset Trading Platforms
An exchange-specific cloud solution, Binance Cloud provides partners & customers with a means to easily set up a digital asset trading platform in their local markets.https://t.co/ThQyrwePlh
— Binance (@binance) February 17, 2020
Binance Cloudでは、マッチングエンジンやリスク管理におけるセキュリティシステムなどについて、Binanceのコア機能をミラーリングすることが可能となり、事業者のセキュリティやスケーラビリティに関連するソフトウェアの負担が軽減され、特にローカルでの新規参入が容易になるばかりでなく、バックエンドが基本的に世界最大の取引量とも言われるBinanceそのものであるため、同時に流動性ももたらされる。
より多くの取引所がグローバル展開可能に
取引所固有のクラウドソリューションであるBinance Cloudは、ローカル市場での取引所プラットフォームの設立や運営を効率的に行う手段をパートナーや顧客に提供する。
また、ステーキングおよびOTC(店頭)取引サービスの追加、およびIEO(Initial Exchange Offering)プラットフォームを介したトークン機能の追加、スポット市場や先物取引、ローカル銀行APIの統合、P2Pを利用した法定通貨と仮想通貨の取引プラットフォームなど、より多くの機能がまもなくリリースされる予定である。
これにより、幅広い機関が仮想通貨による支払いや取引機能を提供するプラットフォームをグローバルに展開することが可能となる。
CZ氏は以下のように語っている。
「Binance Cloudは今までの市場にはなかった製品(サービス)であり、世界中のさまざまなブランド、コミュニティ、市場を通じて、Binanceの高品質な体験を共有したいと考えています。」