韓国の大学は「ブロックチェーン卒業証書」でコロナウィルスのリスクを回避

韓国の大学は「ブロックチェーン卒業証書」でコロナウィルスのリスクを回避

中国を中心に世界的に流行っている新型コロナウィルスの影響で韓国の浦項科学技術大学が卒業式を一時キャンセルし、新卒者に「ブロックチェーン卒業証書」を発行した。韓国の毎日経済が報じた。

浦項科学技術大学(略称:POSTECH)は今月、新卒828人にブロックチェーンに保存されている卒業証書にリンクするQRコードが書かれたメールを送信。

このブロックチェーン卒業証書は、韓国を代表するブロックチェーン企業アイコンループ(ICONLOOP)で開発されている。ユーザーがICONLOOPのパブリックブロックチェーンネットワークを介してオンラインで証明書を発行、管理、表示できるようになっている。

ブロックチェーン卒業証書

出典:MBN ブロックチェーン証明書

ブロックチェーン卒業証書は学歴偽造・変造の問題も遮断することができるものと期待されている。

同大学関係者は今回の経緯について以下のようコメントをしている。

「新型コロナウィルスの影響で、卒業式は予定通りに開催できないため、学生が学校に通って卒業証書を取得しなくても、オンイン上のブロックチェーン技術でセキュリティが強化されたデジタル学位を取得できます。」

ブロックチェーン卒業証書の今後の展開

今後、浦項科学技術大学は学位証のほか、学校が発行する在学・卒業・成績など、さまざまな学的管理の証明書をブロックチェーン技術と組み合わせて、早ければ年内モデル事業を通じて学内に適用することができるものと予想されている。

これにより、学校は、データベースシステムを個別に構築する必要もないうえ、従来の紙の文書発行と保管費用もそれほど削減することができるようになる。

学生もいつでもどこでもブロックチェーンの証明書を簡単に照会することができ、証明書情報公開するかどうかを直接選択活用することで、個人情報を保護することができる。

海外では、過去2017年当時MIT(マサチューセッツ工科大学)が、紙でできた実物の卒業証書を学生が直接受ける伝統的な形式から脱してブロックチェーン学位証をモデル事業したのが代表的である。