英国歳入関税庁、サイバー犯罪者に向けて「仮想通貨ブロックチェーン分析ツール」の導入計画

英国歳入関税庁（HMRC）は、ビットコインおよび他の仮想通貨取引においてサイバー犯罪者を特定できる「ブロックチェーン分析ツール」への導入を計画している。と英国メディアPublicTechnologyが報じた。

ビットコインやイーサリアムなどは合法的な支払いに使用されることが多くなっているが、未だに仮想通貨を使用して「脱税とマネーロンダリング」に使用するサイバー犯罪者は増大している。

その脅威に応えて、少なくとも以下の仮想通貨の追跡に役立つツールを探しているという。

これに加えて、税務当局は、Monero（XMR）、Zcash（ZEC）、Dash（DASH）などのプライバシートークンを追跡する機能を開発できる製品を使用したいと考えています。

HMRCは現時点の仮想通貨取引について以下のようにコメントしている。

「多くの仮想通貨取引は、ブロックチェーンと呼ばれる元帳に公的に記録されます。取引は通常公開されますが、取引の参加者はそうではありません。」

ブロックチェーンの分析ツールの１年間のライセンス費用は100,000ポンド（約1400万円）と報告されています。ツール製造業者からの提案を1月31日まで募集し、2月17日に契約を開始する予定だという。

HMRCは「仮想通貨のトランザクションをリンクトランザクションに識別および集約し、仮想通貨サービスプロバイダーにリンクされたトランザクションを識別するインテリジェンス収集方法をサポートするツールの提供」を求めている。

報告によると、HMRCは次のように述べています。

成功するサービスプロバイダーには、適切な人材、適切な資産、豊富な経験が必要です。

重要なのは、暗号通貨資産追跡の分野での専門知識を実証することにより、ベンダーにその能力を実証してもらうことです。