イーサリアムクラシック(ETC)の大型アップグレード、予定通り完了!

イーサリアムクラシック(ETC)の大型アップグレード、予定通り完了!

イーサリアムクラシック(ETC)の大型アップグレード、予定通り完了!

仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)は、ネットワークの大型アップデートとなるハードフォーク「Agharta(アガルタ)」を、ブロック番号957万3000にて13日予定通り無事完了した。

Aghartaは、昨年9月に安定性とパフォーマンスの向上を目的として行われた大型アップグレード「Atlantis(アトランティス)」と同様に、ETCとイーサリアム(ETH)の互換性を改善するためのプロトコルアップデートであり、今回のハードフォークにより、ETHの「Constantinople(コンスタンティノープル)」との互換性を保つための改善案「ECIP-1056」が実装される。

その他具体的な改善点として、EIP 145(EVMへのビットシフト命令の実装)、EIP 1014(パフォーマンス改善のための新しいトランザクション作成命令の追加)およびEIP 1052(スマートコントラクトの検証コストの削減、新規命令の追加)などがあげられ、ETCネットワークの主要なライトクライアントであるHyperledger Besu、Parity、およびMulti Gethでアップグレードすることが可能である。

また、クライアントの一つであるGeth Classicについてはネットワークの同期に問題があるためアップグレードが適応されず、サポートが終了することとなったので、ノード運用者は他のクライアントへ移行すことが推奨される。

ETCは2016年に方針の違いからETHからハードフォークの分割により誕生したが、2者はネットワーク上の同様の課題に直面しており、協力することの重要性を認識している。

今回のAghartaで、Atlantis に続いて2つのネットワーク間の相互運用性がさらに促進されることとなる。