スイス大統領、Facebook主導の仮想通貨Libraは「現在の形ではチャンスがない」

スイス大統領、Facebook主導の仮想通貨Libraは「現在の形ではチャンスがない」

スイス大統領、Facebook主導の仮想通貨Libraは「現在の形ではチャンスがない」

28日、仮想通貨やブロックチェーンに前向きな姿勢を持つスイスの大統領ウエリマウラー(Ueli Maurer)氏は、2019年の最も物議をかわしたFacebook主導の仮想通貨「Libra」について「現在の形ではチャンスがない」と指摘した事をロイターが報じた

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スイスのウエリ・マウラー連邦大統領 出典:swissinfo.ch

「私は考えていない(Libraは現在の形でチャンスがある)。中央銀行はそれを支える通貨のバスケットを受け入れないからだ」

ウエリマウラー大統領はスイスの放送局SRFに語った。 また、Facebook主導の仮想通貨の取り組みは、現在の形ではすでに失敗していると付け加えました。

FacebookのLibraプロジェクトは、今年6月に発表されて2020年にローンチが予定されているが、ここ6か月以上も厳しい批判に直面しています。

スイスの都市ジュネーブに本拠を置くLibra協会によって発行および管理されるFacebook主導の「Libra」、プライバシーから金融政策に影響を与え、世界の金融環境を変える可能性に至るまで、規制当局や政治家の間で懸念が高まっています。

10月初め以降、米国や他国の規制機関がリブラ阻止への圧力を強める中、米電子決算大手のペイパルやストライプのほか、クレジットカード大手のVisaやMastercardなどが相次いでプロジェクトから離脱。

今後、Libraプロジェクトが規制当局の同意を得る為、「Libra」の構造を再設計してくのかにも注目が集まります。