仮想通貨イーサリアム、ハードフォーク「Istanbul」を無事実装!

仮想通貨イーサリアム、ハードフォーク「Istanbul」を無事実装!

仮想通貨イーサリアム、ハードフォーク「Istanbul」を無事実装!

仮想通貨イーサリアムは、日本時間2019年12月8日午前9時25分にハードフォーク「イスタンブール(Istanbul)」は906万9000ブロックで実行されました。

現在、イーサリアムの開発段階は「メトロポリス(Metropolis)」となり、イスタンブールはメトロポリスのコンスタンティノープルに次ぐ3番目のアップデートとなる。

イスタンブールには、6つの個別のアップグレード、またはイーサリアム改善提案(EIP)が含まれています。

  1. EIP-152:EthereumとZcashおよびその他のEquihashベースのPoWコインとの相互運用が容易になる
  2. EIP-1108:Ethereumでの多くのプライバシーソリューションとスケーリングソリューションを支援。
  3. EIP-1344:開発者は、提案されたオペコードに基づいてチェーンIDにアクセスして検証し、チェーンIDの変更を簡単に実装。
  4. EIP-1884特定のオペコードの価格を変更して、ガスの消費とリソースの消費とのバランスをとることを提案。
  5. EIP-2028:Calldataのガスコストを1バイトあたり68ガスから1バイトあたり16ガスに削減。
  6. EIP-2200:EIP-1884などの他のガスの変更と相互運用できるように構造化された定義がある。

※EIP(Ethereum Improvement Protocols)とは、イーサリアムの改善項目のことです。番号で管理されている。

国内の仮想通貨交換所はイーサリアムのハードフォークに伴い、一時的にETHの入出金を停止する方針を明らかにしていました。

仮想通貨取引所や個別のノード、マイナーは自身のイーサリアムノードを最新アップデートする必要があるが、ウォレットや仮想通貨取引所などでEthereum(ETH)を保有している人はサービスプロバイダーから別途通知がない限り、特に作業を行う必要はありません。

イーサリアムの今後の予定としては、イスタンブールの次の大型アップデートは「ベルリン(Berlin)」と命名されており、イーサリアムの手数料モデルを変更、コンセンサスアルゴリズムをPoW方式からPoS方式へと移行するEthereum 2.0などが予定されている。

今回のハードフォーク「イスタンブール(Istanbul)」は予定より遅れた事もあり、約1年ぶりの大型アップデートとなった。