Bakkt、ビットコイン(BTC)先物のテストを「7月22日」に開始する事を発表
ニューヨーク証券取引所の親会社ICE(Intercontinental Exchange)が手がけるBakkt(バックト)は、以前から示唆されていたビットコイン先物取引のテストを7月22日に行う事をBakktのCOOがブログ発表した。
昨年からビットコイン先物が開始されると発表されていたが、米政府閉鎖やCFTC長官の交代など外的なものを含めたさまざまな要因で延期となっていた。
@Bakkt may be a “moonshot bet” but the market structure problems we’re solving are real. User testing starts July 22nd – learn more here:https://t.co/AwJ6OgBdn5
— Adam White (@WhiteAdamL) 2019年6月13日
今回発表されたテスト日時7月22日の2日前は、「アポロ11号の月面着陸50周年記念日(7月20日)」となっており、BakktのCOOであるAdam White氏は以下の様に述べている。
これは小さなステップではありません。今回の発表により、仮想通貨市場にアクセスする為の新しい標準が生まれます。
他の市場と比較して、市場インフラや規制の確実性などの制限により、仮想通貨への制度的参加は依然として制約を受けています。これにより、取引量、流動性、および価格の透明性が低下します。
1960年代のエンジニアが宇宙船の月軌道を計画する際に問題を特定したように、我々は問題の解決策を特定し、市場リスクを満たす為に取り組んでいます。
また、CFTC(商品先物取引委員会)認可が下りた際には、毎日および毎月決済のビットコイン先物取引として、米国の規制当局から認可される取引所で取り扱われる予定だという。
先月13日にはBakktのビットコイン先物取引のテストを開始する計画が公表された際には、ビットコイン(BTC)の価格高騰し、年初来高値の85万円を更新していた。いかにBakktへの注目度が高いのか表沙汰になった一見となった。
今回の発表の日本時間13日午後でもビットコイン(BTC)の価格高騰し、現在14日17時頃でも上昇を維持しており約90万円で推移している。
CFTCによるBakktの免除申請が承認されない限り、Bakktの現物決済を伴う先物取引はスタートしないが、サービス開始へ向けて準備は着々と進められており、市場からも注目と期待が集まっている。