米SEC長官、再度ビットコインETFの承認に必要な条件について指摘!

米SEC長官、再度ビットコインETFの承認に必要な条件について指摘!

米SEC長官、再度ビットコインETFの承認に必要な条件について指摘

7日、米SEC(証券取引委員会)のJay Clayton長官は、ビットコインETFの承認に必要な条件についてCNBCのインタビューで語った。

Jay Clayton長官はビットコインETFを承認し始める事ができる前に必ず越えなくてならない課題があると警告しました。

ビットコインETFが承認する為の課題

  1. 仮想通貨のカストディ (資産管理)
  2. ビットコイン市場の相場操縦

Clayton長官は以前から上記の2つの事項を課題としており、常に慎重な姿勢を構えている。そして今回CNBCのインタビューでは以下のようなコメントをしている。

「株式市場では相場操縦を起こさないための洗練されたルールや監視技術がある。仮想通貨市場にはまだそれがない」

我々、SECとしては現状、仮想通貨の分野には注力しているものの、証券市場に適用するものが必ずしも仮想通貨市場に通用するとは限らない為、簡単に決める事はできない」

Clayton長官は11月27日、CoinDeskが開催する世界最大規模の仮想通貨カンファレンスConsensusでも、「ビットコインETFの承認前には必要不可欠なステップがある」と述べている。

その際もビットコインETFは詐欺や市場操作、投資家保護の観点から承認の水準に達していないと指摘。

その一方で米SECのコミッショナーであるHester Peirceは、対象的で以前フィナンシャルタイムズ紙にて規制当局がETF分野のイノベーションを迅速に追跡すべきであると示唆しており、SECのビットコインETFへのアプローチについて以下のようにコメントしている。

「まだ幼児のように個別の注意を払ってETFを鎮圧している」

現状、Bitwise社やVanEck社らは、SECからビットコインETFの申請の可否判断は延期され承認結果を待っている状態だ。

仮想通貨市場には何らかの形で規制が必要である事は明らかになってきている。それは疑う余地のなく市場に健全性や投資家保護の為の最良の方法の1つでしょう。

規制当局での内部の意見の対立もビットコインETFを承認する為の措置を講じている事を示す良い兆候であり、今後の市場の発展によりSECの見解に変化が訪れるのか期待と注目が集まります。