15億人が利用する「WhatsApp」でビットコインを含む仮想通貨が送金可能
世界最大手SNS「Facebook社」が運営する人気メッセンジャーアプリWhatsApp上でビットコインをはじめとする仮想通貨の送金ができるようになった事が明らかになった。
ブロックチェーンツールとプラットフォームのエコシステムである「Zulu Republic」は、WhatsAppで利用できる仮想通貨送金プラットフォーム「Lite.Im」を発表した。
we are happy to announce that from today you can send and receive #bitcoin & #litecoin on #WhatsApp via @liteim_official ! try it yourself here: https://t.co/JaldSafGBK @FranklynCrypto @SatoshiLite @CharlieShrem @CCNMarkets @GLRalf
— Zulu Republic (@ztxrepublic) 2019年5月19日
インスタントメッセージやSMSで仮想通貨を送金するプロジェクトの「Lite.Im」を通じてWhatsApp上で仮想通貨の送金ができるという。現在は、英語とスペイン語のみの対応しており、対応通貨は以下の4種類となっている。
- ビットコイン(BTC)
- ライトコイン(LTC)
- イーサリアム(ETH)
- Zulu Republicトークン(ZTX)
Lite.IMはすでに同様のサービスをFacebook MessengerやTelegramでも展開している。SMSベースでの仮想通貨の送金は、誰でも仮想通貨の取引が簡単に行えるようになる事が期待されている。
「Facebook社」が運営するWhatsAppには、月間アクティブユーザー数は約15億人いるとされており、180ヶ国以上で利用されているという。
特にWhatsAppを多く利用している東南アジアやアフリカにおいては、銀行口座を持っていない「アンバンク」の人々には、Messengerアプリを通した仮想通貨の送金サービスに対する需要はすでに見受けられており、今後さらに増加していく事が予想されている。
Facebookも自社でブロックチェーンプロジェクト「Libra」をローンチし、それに関わりがあるとされる新たな金融サービス企業「Libra Networks」もスイスに登記した。また、WhatsApp上で利用できる独自通貨ステーブルコインを発表する可能性が高いと言われている。
これにより、ビットコインをはじめとする仮想通貨が20億人ものユーザーをもつFacebook社が所有するプラットフォームを活用する事で、一気に仮想通貨が普及する起爆剤になりうるかもしれません。