Flexa社、仮想通貨決済ウォレットアプリ「SPEDN」公開!名だたる企業が仮想通貨受け入れ
13日から2日間にかけて開催されている世界最大級カンファレンス「コンセンサス2019」にて、仮想通貨決済企業「Flexa」は、米国内の大手小売店で仮想通貨での決済ができるアプリ「Spedn」を公開した。
また、「コンセンサス2019」に来場しているユーザーを対象にアプリのダウンロードが開始されていると伝えられています。
この新たな仮想通貨決済ウォレットアプリが以下の米国の大手企業15社が受け入れた事が伝えられている。
出典SPEDN
世界最大級のIT企業であるアマゾンの子会社であるホールフーズ・マーケットや「サーティワンアイスクリーム」として知られるバスキン・ロビンス、オフィス用品オフィスデポ、ゲーム販売店ゲームストップなど名だたる企業が仮想通貨決済が可能となっていく。
そして、今後数カ月で加盟店を増やす予定だという。
仮想通貨決済ウォレットアプリ「Spedn」
仮想通貨決済ウォレットアプリ「SPEDN」は、様々な店舗で簡単に仮想通貨を使用する事ができるウォレットアプリとなっています。
アプリのユーザーインターフェイス(UI)は非常にシンプルなものとなっており、利用する際には仮想通貨と使用したいブランドをタップして、Flexa社が開発した独自の支払い用コードである「flexcode」をスキャンするだけとなっています。それにより、ユーザーが選択した仮想通貨は数秒でドルに変換されて支払いが完了します。
決済対象の仮想通貨は、現段階で以下の4通貨がサポートされます。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ジェミニ・ドル(GUSD)
また、起業家ウィンクルボス兄弟が運営する米仮想通貨取引所ジェミニでは、「SPEDN」を完全にサポートするとしている。
このアプリは現在、米国の「AppStore」でiPhone向けに公開されており、Android向けアプリは、後日リリース予定となっています。
Flexa社は「SPEDN」について、決済処理のコスト削減と業者への不正を排除する事を目標に仮想通貨決済の普及の為にも、クレジットカードやデビットカードへの追加機能としてではなく、小売店と直結する手段を選択したと述べている。
このように、誰もが知っている大手企業が仮想通貨を受け入れた事は、これまで投機目的として使用されていた仮想通貨から、本来の目的である決済として使用される事なる為の非常に大きな一歩となったのではないでしょうか。
なお、米時間16日まで開催される、世界最大級カンファレンス「コンセンサス2019」での発表は仮想通貨市場に影響を与える事でも知られており、引き続き新たな発表に注目が集まります。