米大手飲料メーカーPepsiCoがZilliqaブロックチェーンでの広告運用を試験的に実施!28%の効率化に成功

米大手飲料メーカーPepsiCoがZilliqaブロックチェーンでの広告運用を試験的に実施!28%の効率化に成功

PepsiCoがZilliqaのブロックチェーンで試験的に広告運用

ペプシコーラ、マウンテンデューなどで知られる米大手飲料製造会社PepsiCoが、仮想通貨Zilliqa(ZIL)のブロックチェーンベースで、試験的な広告運用を行った。

その結果、広告運用実験でのコスト効率が28%向上した事が複数のメディアによる報道で明らかとなり、ZILは一時15%高騰した。(前日比)

ブロックチェーンによる効率化、広告や支払いに透明性も

Mindshare社と共同実施したProject Protonと呼ばれる今回のプロジェクトは、Zilliqaのブロックチェーンを利用して、不正な広告を排除し本物の広告のみを表示する事で、その広告のインプレッションに対してスマートコントラクトを利用し自動的に報酬が支払われる仕組みである。

それにより、広告や支払いにおける透明性や効率性の向上が見込まれ、スマートコントラクトを使用せずに広告を掲載した場合と比べ、28%の効率化に成功したという。

このような技術が広告予算の拡大や広告の透明性を向上するものとして期待されている。 また、この実験は19年3月にアジア太平洋地域で行われ、今後よりパフォーマンスを向上した第2弾となる実験の実施を計画しているという。

PepsiCoの消費者エンゲージメントのディレクターFarida Shakhshir氏は、今回のブロックチェーンによる広告運用実験について以下のように述べた。

「結果は有望だった。仮説の実証をし、全体的な影響を測定する為に、異なる条件下でいくつかのキャンペーンを実施する予定です。」

いまや仮想通貨のみならず、さまざまな分野で欠かせないものとなりつつあるブロックチェーン技術。 今回の実験で更なる可能性が広がったのではないでしょうか。