4月に「Binance・シンガポール」開設と「Binance DEX」メインネットローンチ発表
4日、仮想通貨取引所「Binance」は公式TwitterでCEOのCZ氏が韓国のソウルで開催されている「Deconomy2019」で2つの大きな展望を発表した事をツイートした。
1つ目は、Binanceの3番目となる法定通貨建ての取引所「Binance・シンガポール」の開設です。
“#Binance Singapore will come online in April. It will be our next Fiat to Crypto exchange servicing $SGD ” – @cz_binance #deconomy2019 #Binance
— Binance (@binance) 2019年4月4日
シンガポールの法定通貨「SGD/シンガポールドル」建ての仮想通貨取引所は4月に予定している。
Binanceは2018年10月にアフリカのウガンダで「Binance・ウガンダ」、2019年1月にはイギリスとフランスの間に位置するジャージー島にて「Binance・ジャージー」を開設しています。そして、今回明らかになったのが、法定通貨建て取引所「Binance・シンガポール」です。
BinanceのCEOのCZ氏は、今年3月には「Binance・ジャージー」に次ぐ新たな法定通貨建ての取引所をアルゼンチンに開設する事を示唆していた。
Guess where we will have a new fiat-to-crypto exchange?😎 https://t.co/li8NAUBMUw
— CZ Binance (@cz_binance) 2019年3月9日
Binanceは、アルゼンチン政府と連携して、今後4年間にわたって年10のブロックチェーンプロジェクトに出資、支援していく方針を表明してる事もあり、今回はシンガポールでの開催が先だが、今後アルゼンチンで開設される可能性は高いのではないでしょうか。
そして、二つの発表は、現在テストネットにあるBinance独自の分散型仮想通貨取引所「Binance DEX」メインネットローンチです。これも4月に予定しているという。
“@Binance_DEX anticipated mainnet launch will happen this month” – @cz_binance #deconomy2019 #Binance
— Binance (@binance) 2019年4月4日
Binance DEXはユーザー自身が秘密鍵を保有し、ウォレットを管理する分散型取引所である。セキュリテイ管理がユーザーに依存するため、個人資産の管理をより適切に行えるようになることが期待できる。また、Binance coin(BNB)を使用する事で手数料は割安になる。
また、今年2月にはテストネットとして実証実験が行われ、3月にはテストネット上で2つのトレーディングコンペが開催され、用意された賞金は合計10,000 BNBが掛けられた。
著名な仮想通貨アナリストであるジョセフ・ヤング氏は、「利用者体験を優先・忠実な利用者層・スピード」の観点から「多くのDEXが苦戦する中、Binanceは幅広く普及するDEXになれる確率が一番高い」と発言している。
今後、取引所Binanceそして、Binance DEX、Binance coin(BNB)とそれぞれが業界全体から高い期待と注目が集まっています。