米取引所「Coinbase」、国際送金をサポート
米サンフランシスコを拠点とする仮想通貨取引所「Coinbase」は、仮想通貨XRPやステーブルコインのUSDCを利用して無料で国際送金する為の新しいサービスをウェブサイト上で提供し始めようとしている事が明らかになった。
このサービスの特徴に「高速」「無料」「グローバル」の３つの項目を掲げている。
高速：XRPまたはUSDCを使用して、ほぼ瞬時に国境を越えてお金を送る
無料：他のコインベースユーザーのアカウントへのXRPまたはUSDCの送受信に手数料はかからない
グローバル：インド、メキシコ、フィリピンなど、サポートされている国でコインベースユーザーが利用可能
XRPまたはUSDCを使用して、世界中のコインベースアカウントを持つユーザーに送金する事ができます。国境を越えた送信に最適化された暗号通貨を使用する事で、それらの仮想通貨を送信し、受信者にそれらを現地の法定通貨に変換させる事で、お金をほぼ瞬時に送受信できます。他のCoinbaseユーザーへの送信料は無料であり、Coinbaseの外部への送信にはネットワーク手数料があると、サイト上で説明されてある。
一般銀行との国際送金の比較
また、従来の国際送金との比較として、1つの銀行を挙げて以下の表にしている。
出典：coinbase
上記の比較表によると、従来の銀行の送金は1~2営業日かかるの対してXRPは3~5秒、USDCでは12~17秒とされている。また、手数料に関しては銀行は一般的に30ドル（約3300円）だがXRPとUSDCはCoinbase上なら無料となっており、圧倒的な優位性が一目瞭然となっている。
サイト上のＱ＆Ａでは、XRPは処理が速く取引手数料が低い為、少額の国際送金に適していて、USDCは、他の仮想通貨のように価格が変動するのではなく、1米ドルと交換可能であるという利点があると紹介している。
Coinbaseの国際送金手順
出典：coinbase
- Coinbaseアカウントにサインインするか、アカウントを作成
- 受取人がXRPまたはUSDCを法定通貨に変換できる事を確認
- 希望の金額をXRPまたはUSDCに変換
- XRPまたはUSDCのウォレットにアクセスして送信を選択
- 送金する金額と送信先のウォレットまたはEメールアドレスを入力
Coinbaseが銀行業務をサポートしている40カ国以上で、通貨換算の暗号を売買する事が可能。CoinbaseがWalletサポートを提供している100カ国以上で仮想通貨を送受信する事もできます。
現在（2019年4月2時点）取引所Coinbaseは日本では利用できません。ただし、Coinbaseは、今年中には金融庁から仮想通貨交換業のライセンスを取得する事を目標に動いており、もしCoinbase Japanが認可されれば、日本からの利用も可能となるかもしれない。
このように、最近ではXRPの活用そして、ステーブルコインの需要が高まっているのが目に付きます。世界中の人が日常生活で仮想通貨に触れる機会が着々と増えてきてると言えるでしょう。