第3回「Binance Launchpad 」は、わずか17分35秒で完売
19日、世界大手仮想通貨取引所「Binance」は、第3回目となるトークン販売プラットフォーム「Binance Launchpad(バイナンスローンチパッド 」で、仮想通貨「Celer Network(セラーネットワーク/CELR)」を400万ドル分を販売し、完売した事を発表した。
今回、バイナンスローンチパッドで販売された400万ドル分(約4億4000万円)のCeler Network(CELR)は597,014,925 CELRとされており、「1CELR=0.000434BNB」で販売が行われました。
そして、トークン完売までにかかった時間は、たったの17分35秒。
40000人近くがトークン購入を試みたものの、実際に成功したのは3000人程度であったと発表されています。
Celer Networkは、決済システムだけではなく、一般化されたオフチェーンのスマートコントラクトに対しても、迅速かつ簡単で安全な取引を可能にするセカンドレイヤーのプラットフォームです。
バイナンスローンチパッドでは「IEO(Initial Exchange Offering)」とい資金調達方法で行われています。
IEOとは、既存のICOにおけるトークンの販売や配布を仮想通貨取引所に委託して行う資金調達方法です。それにより、信頼できる仮想通貨取引所の判断基準や規則に沿った販売する事により、プロジェクト側は信頼性を高める事ができ、投資家も安心してIEOに参加する事ができます。また、必ずしも安全という訳ではないですが、信頼できる取引所であれば、資金の持ちに逃げされるリスクも低減されます。
過去のBinance Launchpad(バイナンスローンチパッド)
第1回目:BitTorrent token (ビットトレント/BTT)
開催日 2019年1月28日
販売総数 23.76億BTT(約720万ドル相当)
完売時間 約18分
第2回目:Fetch.AI(フェッチ/FET)
開催日 2019年2月25日
販売総数 6920万4152 FET(約600万ドル相当)
完売時間 約22秒
今回の第3回、バイナンスローンチパッドも17分35秒で即完売している事から、その人気が伺えます。
弱気相場が続き相場の変動性も落ち着きを見せ、各国のICO規制も強まったことからICOの勢いは完全に薄れた感があるが信頼度の高いBinanceが実際にプロダクトを有しているプロジェクトのトークンの販売を行なっている事は仮想通貨業界における新たな動きである。
現段階ではまだ次のバイナンスローンチパッドに関する情報が明らかにされていないが、毎月開催することを発表しており、次回の第4回バイナンスローンチパッドにも再び注目が集まるだろう。