米調査会社Fundstrat社の代表トム・リー氏「8月頃には再び、ビットコインの価格が回復するだろう」と予想|いくつかの上昇要因を解説!

米調査会社Fundstrat社の代表トム・リー氏「8月頃には再び、ビットコインの価格が回復するだろう」と予想|いくつかの上昇要因を解説!

14日、ビットコインの強気派として知られる米調査会社ファンドストラット代表のTom Lee(トム・リー)氏は、2019年8月頃には再び、ビットコインの価格が回復するだろうと米経済番組CNBCで発言した。

「2019年は「回復」の年になると思う。昨年は逆風だったが、米ドルは以前より伸びていない。つまり、仮想通貨市場の逆風は消えたのだ。」

Tom Lee氏は「本当に修復の必要があるのは、Bitcoin Cashとのフォーク後に価格が6000ドルから3100ドルへと激減した事だ。それは、市場や投資家の信頼に大きなダメージを与え、それによりビットコインは、多くの時間を6000ドル以下の水準で調整する事になる。」と現在の価格停滞の原因について語った。

しかし、Tom Lee氏はテクニカル分析の観点から200日移動平均線に注目しており、2018年後半の価格崩壊で失われた地位を取り戻す為に役立つ可能性があると以下のように述べていた。

「もしビットコインが4000ドルを上回った水準で推移すれば、8月までに200日移動平均を超えるだろう。ビットコインがテクニカル面で強気相場に戻るまでにはせいぜい5、6カ月だろう」

さらに、Tom Lee氏は、相場の上昇要因として、JPモルガンやみずほ銀行だけではなく、フェイスブックなどソーシャルメディア企業による仮想通貨の発売の加速やベネズエラのように自国通貨が不安定な国で仮想通貨の実需や成長を促進している事を挙げている。

また、仮想通貨に対する意識が高まった事で、公的資産クラスへの移行が加速している可能性があるとし、以下のように述べています。

「Fidelityがデジタル資産の管理サービスを開始しました。Bakktは取引所を開始する予定です。そして、今年すでにいくつかの注目を集めている基金を見てきました、そして年金ファンドは実際に新しいお金を投資します」

上記のいくつも上昇要因は確かに仮想通貨市場に影響を与える出来事であり、注目する必要はあります。

その一方でTom Lee氏はこれまでビットコインに対して強気な考えや、前向きな発言を行ってきた。

2018年年末にはビットコインの価格分析について「ビットコインの価格は約2万ドル(約222万円)が適正であると考えている。」と発言したが、ビットコインの価格は4000ドルにすら達する事はなかったのだ。

今回のTom Lee氏の強気分析が半年後に価格相場がどのような形になっているのか、我々COINBOXは注目していきます。