THETA(シータ/THETA)の詳細・特徴・将来性|低コストで動画配信を改善できる分散型ストリーミング動画配信プラットフォーム!基本解説

THETA(シータ/THETA)の詳細・特徴・将来性|低コストで動画配信を改善できる分散型ストリーミング動画配信プラットフォーム!基本解説

今、COINBOXの記事を読んで頂いている方々が、当たり前のように見ているテレビや動画にも歴史があります。

テレビだけで言えば、白黒テレビから始まりカラーテレビ、地上デジ、ワンセグ、完全デジタル化。そして、現在2019年のテレビや動画の世界では4K8Kといった映像の高品質化が進んでいます。なめらかでより美しい映像を鑑賞することができ、高精細なので髪の毛一本一本まできめ細やかに描かれ、より映像の中の世界を堪能することができます。字幕やテロップも滑らかに描写されており、とても読みやすくなっています。

また、VR(ヴァーチャルリアリティ)という3次元の世界を映像化したサービスも現れ始めており、ネットワークを流れる映像系のデータ量は今後、飛躍的に増加していきます。

ビデオストリーミングや動画では、データ通信量が膨大になり、それを処理するのに大規模なサーバや高速な回線が必要になるなど負担が大きくなる問題が起こります。つまり、コストが高くなるということです。

※日本では常時インターネットも高速で繋がっていて、動画も基本的に問題なく見れているのでピンと来ない方も多いかもしれませんが世界ではこんな高性能なモバイルやPCでネットが繋がっている国は多いわけではありません。

そこで今回ご紹介するTHETA(シータ/THETA)のネットワークではブロックチェーン技術を用いた分散型ビデオストリーミングネットワーク(DSN)によりこの問題の解決を目指しています。

この記事では、そのTHETA(シータ/THETA)の詳細や特徴、将来性について詳しくご紹介していきます。

THETAの最新価格・相場・チャート・評価


THETA(シータ/THETA)のとは

THETAは、ブロックチェーンを使った分散型ストリーミング動画配信サービス「Theta Network」を提供することにより、現在の動画配信サービスが抱えている様々な問題点を解決し、より早く、より安全で、より安心して使える動画配信サービスを目的とした仮想通貨になります。

分散型ストリーミング動画配信サービス「Theta Network」上で使用されるれるのが、「THETA (トークン)」です。THETA (トークン)は、イーサリアムネットワーク上のERC20に準拠したトークンとなります。しかし、Theta Networkがローンチされる予定の2018年第4四半期には新しいネイティブトークンと1対1で交換される予定です。

Thetaブロックチェーンでは、ストリーミング専用のマイクロペイメントの仕組みが導入されます。また、このマイクロペイメント記録を使ったサービスの仕組み(PoE)も導入されます。事業者向けには、分散アプリ(Dapps)を使ったサービスの構築が可能となります

また、THETAの強みとして「Theta Network」はSLIVER社がリリースするeSports系のゲーム配信サービスを提供している「SLIVER.tv」が運営を担当している事やYouTubeの共同設立者で元最高技術責任者である「Steve Chen氏」が在籍している事も大きな信頼性を確保していると言えます。

下記の画像に戦略的パートナーや投資家を見ても名だたる企業が並んでいるのでそれだけこのプロジェクトに将来性を感じているのでしょう。

戦略パートナーとなっているのは、日本からはゲーム会社のgumiなどがあります。

ベンチャー投資を行った日本からの投資家は、GREE(グリー)、コロプラのColopl VR FUND、そしてSONYなどが含まれています。

THETA(シータ/THETA)の詳細

通貨単位   THETA

総発行量   10億THETA

公式サイト  https://www.thetatoken.org/ 

ホワイトぺーパー こちら

THETA(シータ/THETA)の特徴

Theta Networkは視聴者がサーバの一部を提供するシステム

Theta Networkの最大の特徴は、特定の企業が用意した中央サーバに変わって、視聴者のコンピュータがデータ処理を負担する動画配信プラットフォームです。

世界中に分散された多数のコンピュータが、少しずつデータを処理します。多数のコンピュータがネットワークに参加するため、1つのコンピュータに掛かる負荷が小さくて済むのが大きな特徴です。

もちろん、データ処理への参加は強制ではないため、ただ動画を視聴することもできますが、処理能力を提供すると見返りにトークンが得られます

トークンと広告を組み合わせたエコシステム

THETAトークンはTheta Networkの中で循環します。

その一環として、動画配信をする際に流れる動画広告を利用して、視聴者にTHETAトークンを配布して、それをサービスの利用料として使うことが出来ます。

  1. 企業はTHETAを使って広告を動画内に表示する
  2. 視聴者は広告を見るたびにマイニングを行いトークンを貰う
  3. 動画視聴するためにトークンを消費する

他にもトークンは動画配信者への寄付やサービス関連グッズの購入などが可能になっています。

動画配信者は企業への貢献も可能で、広告動画の制作でトークンを稼ぐことも出来ます

YouTubeの共同設立者で元最高技術責任者Steve Chen氏

注目すべき点として、Thetaの顧問に、YouTubeの共同設立者で元最高技術責任者である「Steve Chen氏」が在籍していることが挙げられます。

YouTubeといえば動画配信サービスの中心となっているプラットフォームです。そのYouTubeの生みの親ともいうべき人物が顧問にいるわけです。

YouTubeの共同設立者Steve Chenは「私はストリーミングスペースの次の進化の一部になることに興奮しています。Thetaは、低コストでビデオ配信を改善できる分散型ピアツーピアネットワークを構築するのを手伝っています。」と公言しています。

ほかにもTwitchの共同創業者の「JUSTIN KAN」氏が在籍しており、THETAチームが問題に直面したときでも解決能力の高いメンバーが揃っていると言えるのではないでしょうか。

すでにesportsのユーザーを抱えている

Theta NetworkはSLIVER社が開発運営を担当しています。SLIVER社がリリースしたSLIVER.tvというesportseスポーツ)のVR版プラットフォームを運営しています

SLIVER.tv20183月に500万人以上の訪問を記録しています。そして、Theta Network201712月にSLIVER.tvと統合しており、既に数百万のeSportsユーザーを引き継ぐことになります。

Theta Networkが効果的に稼働するには、十分な数のキャッシュノードを集めることが必要であり、他の仮想通貨プロジェクトと異なり、既存のユーザーを引き継げることは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

THETA(シータ/THETA)の将来性

Thetaは、すでに数百万人以上の視聴者を抱えているという点や、開発メンバーも優秀な人が揃っていてます。そして、投資している企業として、「SONY」や「GREE」「SAMSUNG」が名を連ねています。非常に強みと考えられます。

今後ますます動画ストリーミング配信の需要は増えていき、2024年のオリンピックでの追加種目候補ともいわれるesportsも挙げられています。これは、Thetaにとって必ず追い風となるでしょう。

その一方で現在は順調に成長しているものの、競合サービスの登場などの外因的要素で停滞する可能性もあります。

その、対応力も持ち前の強みである開発チームの力で乗り越えていく事に期待し注目していきたいと思います。

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