Verge(バージ/XVG)の詳細・特徴・将来性|プライバシーの選択権が付与された初の仮想通貨!基本解説

ブロックチェーンテクノロジーによって成り立っている仮想通貨にとって脅威となるのが「51%攻撃」です。

ブロックチェーンにおいて、ネットワーク全体の演算能力の51%を手中に収める事ができれば、不正な取引が可能になり、多量のコインが盗まれることになります。

そこで、今回ご紹介するVerge(バージ/XVG)は、2018年に2度も「51%攻撃」の被害を受けてしまい、大量のXVGが流出した被害歴があります。

この2度の「51%攻撃」で話題になりましたが、Verge(バージ/XVG)は様々な強みや特徴を持ち合わせた仮想通貨でもあります。

この記事では、そのVerge(バージ/XVG)の詳細や特徴・将来性について詳しくご紹介していきます。

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Verge(バージ/XVG)とは

Vergeは、もともと仮想通貨「DogecoinDark(ドージコインダーク)」から、2016年にリブランディングして誕生しました。通貨単位は「XVG」と表します。

Vergeは、特定の企業や団体などの開発元は存在せず、有志のコミュニティメンバーが開発を進めています。また、事前にマイニング(プレマイニング)やICOもされておらず、驚くことにそのコミュニティメンバーのほとんどがボランティアで、組織自体も寄付金だけで動いています。コミュニティが盛り上がっている仮想通貨は一般的に強く、仮想通貨ユーザーからの支持も見込めるという強みがあります。

そして、Vergeの特徴は匿名性決済スピードの速さがあります。匿名性が高い仮想通貨には他にも幾つかありますが、Vergeは、IPアドレスを匿名化し、さらに状況に応じて匿名と非匿名を使い分けられるという点で優れていると言えます。

また、上記しましたが、Vergeは、仮想通貨にとって脅威となる「51%攻撃」を二度も受けてしまいました。1回目の被害は2018年4月にハッキングが起こり、25万XVGが持ち去られ、2度目は同年5月中旬で、170万ドル(日本約1億9千万)円に相当するコインがハッカーにだまし取られてしまいました。

このように、強力なコミュニティーの存在や独自の匿名性、そして異例とも言える短期間での51%攻撃被害なので、色々な方面で話題性のある仮想通貨です。

Verge(バージ/XVG)の詳細

通貨単位   XVG

総発行量   16,555,000,000XVG

承認方式   PoW(Proof of Work)

公開日    2016年2月

公式サイト  https://vergecurrency.com/langs/ja/

Verge(バージ/XVG)の特徴

匿名性

仮想通貨には匿名性の高い仮想通貨が存在し、匿名通貨として認知度が高いものでは、Monero、Zcash、Dashなどが挙げられ「匿名三兄弟」と呼ばれています。

Vergeも匿名通貨として独自性があり、「Tor」「i2P」という技術を活用しています。

Torとは?

Torとは「The Onion Router(匿名ネットワーク)」の略称で匿名通信を可能にするフリーソフトであり、ユーザーの個人プライバシー、機密通信の自由および能力を保護する目的で開発されました。Torを使用することで、通信経路が匿名化されるため、通信が行われたIPアドレスを分からなくすることが可能になっています。

i2Pとは?

i2Pは「The Invisible Interenet Project(不可視インターネットプロジェクト)」の略称で、通信の始点と終点の匿名化し、さらに通信内容も暗号化することができます。

Vergeは、この2つ技術を組み合わせる事でブロックチェーン技術を用いながらも匿名性を持たせることを実現しました。

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公開・非公開を選択できる「レイス・プロトコル」

Vergeには、レイス・プロトコルという技術を活用し、ユーザーが取引の公開と非公開を選択する事ができます。

これにより、確実に匿名性を確保したい場合は取引を非公開にし、信頼できる相手と取引する場合は公開にするなどの使い分けが可能になります。Vergeの使用用途の幅が広がる事にも繋がります。

Vergeは、プライバシーの選択権が付与された初の仮想通貨です。

決済スピードの速さ

Vergeには、「Simple Payment Verification(SPV)」という技術が用いられているので、取引が確認されるまでの時間が平均で約5秒となっています。

SPVでは、ノード(コンピュータ)がブロックチェーン全体ではなく、各ブロックのヘッダー部分のみをダウンロードして処理を行うため、承認にかかる時間が大幅に短縮されています。

これにより、各ノードの所有するデータが必要最低限になり、結果として全体の処理速度が向上します。

仮想通貨の実用性として処理時間の短縮は必須条件の1つと言えるでしょう。

5つのマイニングアルゴリズム

Vergeでは5つのマイニングアルゴリズムを選択してマイニングする事が可能です。

「Scrypt」「Lyra2ver2」「blake2s」「my-groestl」「X17」が用意されています。

Vergeは5つのアルゴリズムを採用している為、多様なユーザーと、多くのデバイスでマイニングが可能で平等な分配をもたらす事が考えられます。また、ハッカーは改ざんの為にすべてのアルゴリズムに対応しなければならなくなってしまいます。そのため、ハッキングのリスクが軽減されます。

しかし、Vergeは過去2回51%攻撃をされて被害に遭っています。

ポルノハブ(PornHub)との提携

海外のアダルト動画サイトのポルノハブ(PornHub)は、仮想通貨Verge(バージ/XVG)を決済手段として導入することを発表しました。

アダルト産業において仮想通貨決済を導入する企業は増加していて、成人向け雑誌で有名なプレイボーイが、独自のオンラインウォレットを開発し、仮想通貨での決済を導入する計画を発表しています。今後もこういった動きは加速していくものと見られています。

匿名性がアダルト産業とマッチしている点など、今後、巨大マーケティングの活用が期待されます。

Verge(バージ/XVG)の将来性

Vergeの最大の特徴としては、匿名性が挙げられます。

Vergeだけではなく、他の匿名通貨にも共通してい言えるのが、匿名性が高いが故にマネーロンダリングやダークサイトなどの犯罪に利用される事が多くなるという問題が挙げられます。これにより、国や政府からの規制が高まる可能性があります。

だが、Vergeは「レイス・プロトコル」による匿名化・非匿名化の選択が出来る為、いきなり規制がかかる可能性は低いと言えます。そこは、他の匿名通貨と差別化は図れています。

しかし、まだまだ匿名通貨としてはMonero、Zcash、Dashの方が、時価総額、認知度でも優れています。

また、仮想通貨の大きな問題でもある「51%攻撃」を二度も受けてしまった事はかなりのマイナス材料になってしまいました。

今後、政府規制の対策はもちろん、51%攻撃の問題とどのように向き合っていくのかが、Vergeの普及に影響していきそうです。

持ち前の強力なコミュニティーにより、さらなる発展で独自の匿名性を活かし、他の匿名通貨との差別化を図っていく事に期待していきたいと思います。

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