Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン/BAT)の詳細・特徴・将来性|ICOにて約30秒で38億円も集めたウェブブラウザ界の革命児的な仮想通貨!基本解説

Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン/BAT)の詳細・特徴・将来性|ICOにて約30秒で38億円も集めたウェブブラウザ界の革命児的な仮想通貨!基本解説

皆さんは、現在なんのウェブブラウザを使用して、このCOINBOXのサイトをご覧になっていますか?

有名なウェブブラウザで言えば、Google ChromeやIneternet Explorer、Mozailla Firefox、Safariなどがあります。

ちなみ、我々COINBOXは、現在Google Choromeを使用しています。

これらのウェブブラウザを使用しウェブサイトを閲覧していると、たびたび広告を目にする事があると思います。人はどうしても馴れてしまう所があるので、意外と気になって無い人もいるでしょう。

しかし、この広告にはユーザーにとってもサイト運営者や広告主にも広告システムにおいて問題が生じています。

その広告システムの問題を解決すべく革新的な広告システムのアイデアを考え誕生したのが、ウェブブラウザ「Brave」とBasic Attention Token/BATと呼ばれる仮想通貨です。

この記事では、そのBasic Attention Token/BATの詳細や特徴・将来性について詳しくご紹介していきます。

BATの最新価格・相場・チャート・評価


Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン/BAT)とは

Basic Attention Token(以下BATと表示します)とは、2017年5月31日に公開されたイーサリアムのERC-20に準拠した仮想通貨です。通貨単位は「BAT」と表します。

BATは、現在のネット広告には個人情報搾取問題や、表示遅延、バッテリー消費などの数多くの問題点があると訴えています。そこで、ユーザー・サイト運営者・広告主の関係を一新しようと提案しています。

その解決方法としてBrave社が提供するウェブブラウザ「Brave」とトークン「BAT」を活用し、現代のウェブにはびこる悪質な広告を排除し、良質な広告を選択表示する事により高速なブラウジングや新しい広告システムのお金の流れを掲げています。

その期待度は凄まじく、2017年5月に行われたICOでは、なんと約30秒ほどで38億円もの資金調達に成功しています。

資金調達成功の理由には、BATの運営管理をするBrave社の創業者Brendan Eichの存在があると考えられます。彼は、ウェブブラウザの Firefoxを開発しているMozailla社の前CEOでした。その為、このプロジェクトに対する信頼は高かったのでしょう。また、それだけ、従来のウェブ広告に対する不満が大きく、その解決策としてBATに有用性があると期待されたと考えられます。

Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン/BAT)の詳細

通貨単位   BAT

運営主体   Brave社

総発行量   15億BAT

トークン規格 ERC-20

公開日    2017年5月31日

Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン/BAT)の特徴

そもそも現在のウェブ広告の問題点とは

従来のウェブ広告は、ユーザー・サイト運営者・広告主に影響を与えています。

ユーザーは、広告とトラッカーによりモバイルデータ通信料の最大50%を消費しており、毎月23ドル相当を支払われています。また広告の読み取り時間には平均5秒を要し、モバイル機器のバッテリー寿命を平均21%も減らしています。さらにトラッカーによるプライバイシーの侵害やマルウェアにさらせる危険性があります。

サイト運営者は、広告利益の70%以上がグーグルやフェイスブックなどの仲介者に搾取され、世界中の6億以上の端末がアドブロック機能を利用し、コンテンツのマネタイズは困難になっています。

広告主は、ユーザーの購買情報などのデータ不足によりマーケティングが機能せず、非効果的な広告は、ユーザーに見向きもされず、無視された状態です。

Basic Attention Tokenの3つの特徴

BATには3つの特徴がり、「高速ブラウジング」「広告選択ブロック」「一新した資金の流れ」があります。

①高速ブラウジングは、広告ブロックやトラッカー排除により可能となります。この2つを行う事でサイトの閲覧表示速度が速くなります。これにより従来ただただストレスでしかなかった表示速度の遅延やバッテリーの消費が軽減されます。

②広告選択ブロックは、高速ブラウジングには無駄な広告の表示ブロックは必須なのですが、ユーザーの任意で広告を選択しブロックを解除できます。ユーザーの好きな商品やサイト、サービスだけの広告を表示するといった使い方ができるのです。

③一新した資金の流れは、これが大きな特徴の1つとも言えて、従来の資金の流れは、広告主がサイト運営者に広告を搭載し、サイト運営者に広告料を支払いしていました。そこには、ユーザーは一切関与していませんでした。しかし、Basic Attention Tokenの仕組みでは、ユーザーが広告表示を許可した場合、その広告料の一部がトークンBATでユーザーとサイト運営者に分配される仕組みが取られています。

※しかし広告表示により収入が得る仕組みはまだ導入していません(2018年11月時点)

また、ユーザーが良いと思ったサイトや動画などのコンテンツにはトークンBATを寄付する仕組みもあります。

このように、ユーザーは、ノンストレスなブラウジングかつ任意で報酬を得る事ができ、サイト運営者は仲介者不在や優良コンテンツ作成すれば寄付などの収入元もでき、広告主は広告のマーケティングに役立つデータを手にすることができるようになります。

この3者の一変した関係によりBATの分散型ネット広告システムが革新的なアイデアと言われてます。

Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン/BAT)の将来性

BATは、現在のウェブ広告システムを一変する革命的なアイデアで、ICO時から大きな話題となり注目期待がされいています。

BATの価値が上がるのも、ブラウザ「Brave」の知名度に比例します。

広告ブロック機能やウェブ広告業界に革命を起こせそうなアイデアはありますが、現在普及しているGoogle ChoromeやSafariなどのブラウザシェア争いをみると立ちはだかる壁が大きい事はすぐに想像できてしまいます。これが一番の問題とも言えます。

そして、前述したとおり、広告主がユーザーとサイト運営者の2者に広告料を支払うシステムにより、広告費が増加する可能性がでた場合は、広告主が広告を出し渋ることにより、サイト運営者がマネタイズする事が困難になり、コンテンツのそのものの衰退に繋がりかねません。

またトークンBATですが、現在はコンテンツへの寄付以外は使用できなく、広告表示閲覧によるトークン付与への導入が予定段階になっている為、使い道がはっきりとしてません。この導入が決定がしたら、どのような普及に動くか注目が集まります。

今後、長期的にみても、どちらの方向に転がるかは判断が難しいですが、順調に開発が進みロードマップで掲げていることを着実に実装できれば、Braiveもブラウザシェア争いに参加できる日が来るかもしれません。また、ブラウザ業界が技術を高め合う事で、我々ユーザーがよりよい環境でインターネットを使用できる事を望みます。

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