Augur(オーガ/REP)の詳細・特徴・将来性|群衆の知恵を活かすため開発された「予測市場プラットフォーム」基本解説

Augur(オーガ/REP)の詳細・特徴・将来性|群衆の知恵を活かすため開発された「予測市場プラットフォーム」基本解説

ビットコインなど仮想通貨を投機目的で利用・保有している方は非常に多く存在しています。また、資産運用などお金に興味がある方は、ギャンブルにも興味がある方も多いでしょう。

今回ご紹介する仮想通貨Augur(オーガ/REP)は、非中央主権型の予測市場プラットフォームです。つまり未来予測の為のものです。ギャンブルだけの活用では終わらないと思いますが、また新たな特徴も合わせたプラットフォームです。

また、Augurの独自通貨「REP」が時価総額ランキング2位(2019年1月時点)のリップルと間違えて購入してしまう人が多いと、SNS上でも話題となりました。ちなみにリップルの略号は「XRP」です。

この記事では、そのAugur(オーガ/REP)の詳細や特徴・将来性を詳しくご紹介していきます。

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オーガ(Augur/REP)とは

Augur(オーガ)は2016年に公開されたイーサリアムのスマートコントラクトを利用した仮想通貨で、管理者の存在しない
未来予測市場のためのプラットフォームです。

Augurは「占い師」を意味する英語であり、未来に起こりうる出来事の正否を予想することをその目的としています。

未来予測市場のためのプラットフォームであるため、未来に起こる事象に対してその予想が正しかった場合に報酬がもらえるという仮想通貨です。

通常、先物取引やギャンブルが行われる場合、胴元(管理者)が置かれることにより、参加費や儲けの一部を手数料として胴元に徴収されることが多いですが、Augurの場合は,イーサリアムのスマートコントラクトの活用により、管理者が存在しないことになるため、管理者に対する手数料が生じないこととなります。

オーガ(Augur/REP)の詳細

通貨単位   REP

総発行量   11,000,000REP

公開日    2016年3月14日

オーガ(Augur/REP)の特徴

中央管理者がいないため「自由・安全・低コスト」

Augurは管理者が存在しないため、政府などの圧力による外的要因の影響を受けることはありません。参加者が自由にイベントを作成することが可能であるため、イベントが存在する限りは存続し続ける性質を持っています。また、管理者が存在しないので、掛金の横領などの事態も生じることはなく、管理手数料も生じないため、低コストによる投資が可能であるという特徴があります

スマートコントラクト機能

Augurはイーサリアムのスマートコントラクト機能を利用しているため、イベント実行時には人の手を介さずに自動で発行される仕組みとなっています。ただし、イベントを実行しただけでは現実に発生した事実認定を行うことが出来ないため、分散型オラクルの利用により、イベントの正確な正否の情報の提供を受けることとしてます。

分散型オラクル・レポーター的存在

オラクルとは、イベントの正否等の情報をネットワーク外から提供する役割を担う者のことで、Augurではレポーターと呼ばれる人たちがこの役割を果たしています。

レポーターは事実の認定作業を行っており、大多数のレポーターの報告と一致する正しい事実認定を行えば報酬がもらえることになり、逆に一致しない事実認定をしたレポーターは報酬が没収されてしまうので、事実認定に関しての不正は起こりにくいと考えられています。

オーガ(Augur/REP)の将来性

現在の予測市場は中央集権型の仕組みで胴元が儲けるような仕組みになっていましたが、管理者を置かないことにより、高い還元率による配当が可能となったことから、今後は未来予測が必要となるあらゆる業界で利用されていくことが考えられます。

特に保険での活用が見込まれており、一般的には疾病・障害状態になった時に初めて保険金が支払われるのが通常であるが、病気にならないという未来予測をたてて、そして一定期間病気にならなければ報酬がもらえるというイベントを作成することも可能なはずです。

一方、オーガのシステムはギャンブル的要素が強いため、各国の法律上で賭博とみなされる可能性も秘めています。法律問題に発展するかもしれないというリスクも内包しているため、他の仮想通貨の投資と同様にリスク管理を徹底する必要があります。

それは、日本国内でも同じ事が言えて、ギャンブルのプラットフォームとして活用される場合には「賭博法」や保険分野での活用がされる場合には「保険業法」が設けられているので、今後、オーガが国内で認められるかどうかはっきりした事はわかりませんが動向に注目が集まります。

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