Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)の詳細・特徴・将来性|匿名通貨の中でも特に強いプライバシー性を持つ仮想通貨!基本解説

Zcashは、MoneroやDashとともに匿名性が強いという特徴を持つ事から「匿名通貨」と呼ばれています。その中でも匿名性により優れているのがZcashです。

時価総額ランキング19位に位置づけています。(2019年1月時点)

また、多くの著名なエンジニアや投資家が支援を表明していた事や発行枚数や半減期・承認アルゴリズムがビットコインと似ている事から第2のビットコインとも呼ばれていた為、公開開始ともに1ZECが50万円を超す高値をマークするなど、大きな注目を集めた仮想通貨です。

この記事では、そのZcashの最新チャートや詳細・特徴・将来性など紹介をしていきます。

ZECの最新価格・相場・チャート・評価

 

 

Zcash(ジーキャッシュ/ZEC)とは

Zcashとは、送信・受信アドレスや取引数量を非公開にしたまま、取引処理を行う事が出来る分散型仮想通貨です。略号は「ZEC」と呼びます。

ビットコインでは、「どのアドレスが、どのアドレスにいくら送金したか」という取引情報が、全世界に開示されている為、誰でも観覧する事が可能です。これはビットコインの懸念材料の1つでもあり、透明性が高い故の危険性もあるジレンマでもあります。

後述しますが、Zcashは「ゼロ知識証明」や「シールドトランザクション」という技術を活用する事で、匿名性を備え、ユーザーのプライバシーを保護しようとしています。

まずは、Zcashの誕生と創設者から紹介していきます。

Zcashの誕生と創設者

Zcashは、2016年10月に公開されましたが、その前進は2013年にスタートしたZerocoinプロジェクトです。そして、2014年にはZerocashが開発され、その後に現在のZcashチームが結成されました。

Zcashは、Zプロジェクトの完成形ともいえます。

Zcashの創設者はZooko Wilcox-O’Hearnという人物です。

Zooko氏は暗号技術を社会に広げる活動家サイファーパンクメンバーでコンピューターセキュリティの専門家です。また、1989年に創設された独特の匿名性を持っていた電子マネー会社DigiCashの開発者としての経歴の持ち主です。

そして、2013年頃からZeroCoin Electric Coin Companyを立ち上げてブロックチェーン技術のプロジェクトを開始し、2016年に正式に仮想通貨Zcashを誕生させました。

Zcash(ジーキャッシュ/ZEC) の詳細

通貨単位   ZEC

運営主体   Zcash Company

総発行量   2100万ZEC

承認方式   PoW(Proof of Work)

Zcash(ジーキャッシュ/ZEC) の特徴

ゼロ知識証明を用いた高い匿名性

ゼロ知識証明とは、取引に対し情報開示をせず「その取引が正当である」と証明する手法です。この技術は暗号学において80年代からあった証明技術です。

Zcashでは「zk-SNAKE」というゼロ知識証明を活用する事により送受信アドレスや送金内容などの整合性を情報を明かさずに証明し取引を行う事ができます。

また、取引情報の一部を選択開示する事も可能で、それを随時選べるのも強みといえます。

公開することなく取引できるシールドトランザクション

Zcashは、シールドトランザクションを活用する事で、「誰から誰にいくら送金したか」などの情報が第三者に公開することなく取引(トランザクション)をする事が可能です。

Zcashのアドレスにはzで始まる非公開型の「z-adress」とtで始まる公開型の「t-adress」の2種類が存在し、それらを使い分ける事が可能です。

ゼロ知識証明という技術を活用し、非公開型z-adressによる送金技術がZcashが匿名性が高いと言われる理由です。

マイニングアルゴリズム「Epuihash」採用

Zcashは、ビットコインと同様「PoW」という分散型アルゴリズムを採用しています。

ただ、ビットコイン等で利用されているSHA256アルゴリズムとは異なり、「Equihash」を利用しています。

「Equihash」は、ASICによるマイニングに対して耐性をもつと言われており一部のマイニングプールによる独占を防ぐ事ができると言われましたが、大手マインニング企業Bitmainが「Equihash」対応のASICを開発した為、一般的なコンピューターでは太刀打ちできない状態となっています。

※ASICとは、特定の目的に特化した集中回路。簡単に説明すると、マイニングに特化したコンピューター。

同じ匿名性をもつMoneroのCryptoNightのASICが開発された時は、CryptoNightV7に変更するハードフォークを実施し対応しました。

今後、Zcashはどうのような対応するか注目です。

ファウンダー報酬

Zcashには、ファウンダー報酬という報酬制度があり、マイニング報酬の一部がファウンダー(創業者、Zcash財団、投資家など)に分配されます。

ビットコインなどのマイニングを行っている仮想通貨は、マイニングを成功した際にマイナー(採掘者)に報酬として100%支払われます。

しかし、Zcashでは、マイニング報酬をマイナーが90%、残り10%をファウンダー報酬としてZcash Companyに貢献するステークホルダーが受け取る仕組みになっています。

ファウンダー報酬があることにより、投資家やZcash財団などは、最底4年間は、Zcash発展に貢献し、Zcashにに対して不利益になる妨害行為がないと考えられます。

また、このファウンダー報酬は公開から4年間で終了となり、終了時期は2020年の予定です。

半減期

ビットコインと同様にZcashには半減期があり、4年ごとにZECの新規発行量が半減していきます。

半減期により、供給量の調整が行われ「「インフレ防止」や「価値の上昇」が期待されます。

現在は新規発行量は12.5ZECですが、

1回目 2020年10月頃  報酬額 6.25ZEC

2日目 2024年10月頃  報酬額 3.125ZEC

3日目 2028年10月頃  報酬額 1.5625ZEC

Zcash(ジーキャッシュ/ZEC) の 将来性

ZcashはMoneroやDash同様、匿名性があり「匿名通貨」と呼ばれていますが、その中でも高い匿名性で顧客のプライバシーを保護する魅力的な仮想通貨なのはご理解していただけたでしょうか?

アメリカ大手投資銀行のJPモルガンとの提携も大きく注目を浴び、またマカフィーの創始者などのセキュリティ関連の著名人からの支持が多いです。

また、Zcashの特徴の1つ暗号方式のzk-SNARKを採用したシールドトランザクションの計算が非常に重く大半のユーザーや取引所には対応が難しいとの問題がありましたが、2018年10月29日に「Sapling」と呼ばれる大きなアップデートし、無事成功しました。Zcashが公開以来の目的である「プライバシーの保護」に著しい進歩を遂げたと言えます。

しかし、匿名通貨にはどうしてもつきまとうデメリットで匿名性が高いが故に犯罪者の資金洗浄やダークマーケットの利用などにより国・政府からの規制が強まる可能性は否めません。

今後、更なるアップデートによる進展・発展や課題となる犯罪利用によるジレンマの解消の糸口が見つかれば、もっと普及し仮想通貨市場を牽引する可能性を秘めたアルトコインの1つだといえます。

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