EOSは、イーサリアムと同じで分散型アプリケーション(DApps)のプラットフォームでもあり、高い処理能力からイーサリアムをしのぐ機能性があると期待されおり、時価総額ランキング5位に入る有名なアルトコインの一つです。(2018年12月時点)
EOSの最新価格・相場。チャート・評価
EOS(イオス/EOS)とは?
EOSとは、独自のDApps(分散型アプリケーション)を構築するプラットフォームの総称です。また、プロジェクトの資金調達の為に発行される仮想通貨も「EOS」です。
※以下では、プッラトフォームの「EOS」はEOS、仮想通貨としての「EOS」はEOSトークンと表記します。
EOSはEOS.IOと呼ばれるソフトウェアを導入してDApps(分散型アプリケーション)を構築しています。
それは、企業向けに開発されており、ビジネスサポートの利用目的で設計されています。
1.EOSのはじまり
2017年にEOSプロジェクトにより開始され、1年にわたるICO期間を経て、約4400億円もの資金調達に成功しています。
これは、ICOとして歴代1位の金額で、今後破られる事がないとも言われています。
そのICO成功には、運営主体Block.one(ブロックワン)社の協同創業者のダン・ラリマ-氏が存在し、過去にプラットフォームの立ち上げに貢献した功績があり、信頼性を生みました。また、予定を明確に記したホワイトペーパーも成功の理由であると言えます。
2018年6月にメインネットをローンチし、イーサリアムプラットフォームから切り離され、EOSのプラットフォームが誕生いたしました。
EOS(イオス/EOS)の詳細
通貨単位 EOS
運営主体 Block.one
総発行量 10億EOS
承認方式 DPoS(Delegated Proof of Stake)
EOS(イオス/EOS)の特徴
トランザクション(取引)処理速度の速さ
EOSのトランザクション処理速度はなんと、毎秒数百万の速度があります。
これは、他の仮想通貨のビットコインやリップル、そして世界で最も利用されているクレジットカードのVISAよりも圧倒的に高速な処理速度です。
これが、EOSの最大の特徴ともいえ、ビットコインやイーサリアムが抱える、スケーラビリティの問題(取引速度の低下)もEOSは解決してると言えます。
取引手数料が無料
仮想通貨の取引手数料は、従来の金融機関などと比較すると、取引手数料は安いものの、取引量や需要が増加すると取引手数量も上がってしまいます。
しかし、EOSは、取引手数料が無料です!
理由はマイナーに年率5%のトークンを配布する仕組みに成っている為、ユーザーは直接手数料を支払う必要がなくなっています。
コンセンサスアルゴリズム 「DPoS」
ビットコインはPoW、イーサリアムは今後移行予定である、PoSというコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
EOSでは、それとは別のDPoS(Delegeted Proof of Stake)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
DPoSとは、通貨の保有量ではマイニング権利者を決めておらず、通貨の保有量に応じてマイニング権利者を選抜する投票権が与えられます。その投票にて選ばれた人がマイニングの権利を取得できます。
これにより、PowやPosと比較しても、作業量や通貨の保有量に左右されず、通貨の流動性を失わない様な仕組みと言えます。
EOSトークンは無価値
EOSトークンはEOSが資金調達手段として発行された仮想通貨で、現状通貨の機能はありません。
決済手段には使用出来ず、保有していも報酬を得られず、移転不可となっております。
また、ホワイトペーパーにも、将来的に価値がでる補償はないと明示してあります。
現在の取引はあくまでも投資目的でプロジェクトへの期待で価格が上がっていると言えます。
EOS(イオス/EOS)の将来性
EOSの、企業のビジネスサポートを目的としたDPoSのプラットフォームは、2018年にメインネットをローンチした点やトランザクション処理の速さ、手数料無料のコストカットなど、また、 EOSプロジェクトの有能な開発者への信頼度は高く 将来的にEOSをビジネスで利用する企業にとっては大きなメリットです。
そのこともあり、イーサリアムと同じで分散型アプリケーション(DApps)のプラットフォームでもありますが、高い処理能力からイーサリアムをしのぐ機能性があると期待されています。
さらに、2018年1月にはWeiss Rating社が公表した仮想通貨の格付けで対象74通貨の内、その中でも最高ランクの「B」ランクを得ています。
今後さらに、投資家だけではなく、企業がEOSの動向に注目してると言えるでしょう。